未熟なみどり
なんもない
面倒くさい
持たないフリして
寝転ぶ
僕を呼ぶ声
そのまま無視して
生ぬるい風に吹かれる
どうとでもなる
重い腰は告げる
おつかいを頼まれた後みたいな
気分で寄り道をする場所を決めようか
渡されたのは穴だらけの葉っぱ
枝もおまけ程度にちょっと
悪くない
気が変わった
未だ僕を呼ぶ声
そのまま無視して
生ぬるい風に吹かれ
起き上がる
よろめきかけてなんとか
振り返る
まだまだ遠い
葉っぱを巻いて唇に
上手くできない葉笛を
誰宛でもない