表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/3

3/3 未完成の美が語る未来への挑戦

内部に足を踏み入れると

空気が外とは全く異なる


そこには

冷たさと温もりが

共存しているようだった


外の空気よりもひんやりとしていて

鼻腔を通る空気が

清らかに感じられる


湿度はわずかに低下し

静かな湿気が

肌を優しく包み込む


光が差し込むステンドグラスから漂う淡い暖かさが

空間全体に穏やかな調和を与えている



柱の間を

ゆっくりと通り抜ける風が

微かな音を立てる



まるで建物そのものが

呼吸しているようだった



耳を澄ますと

どこからか微かな木の香りと花の香りが漂い


大聖堂の中に

自然の世界が溶け込んでいるように思える



空間に満ちるその静けさが

自分の心と身体を解き放ち


自分が

新しい世界に生まれ変わったかのような気分を

味わう



ここで感じる


空気感

匂い



全てが


魂を浄化し


新たな挑戦へと導く力を

持っているように思えた



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ