0.登場人物紹介
エレオノーラ・ヴォルンテール
16歳。ウェルシュ侯爵令嬢。プラチナブロンドと紺碧の瞳の美少女。
箱入りで深窓の令嬢であり世間知らずな自覚があるので、何かあればすぐにクラウスに相談に行く。
クラウス・バッファ
19歳。バノーラ侯爵子息・シルバ子爵。金の髪に紅茶色の瞳。
エレオノーラの幼馴染で、両家が家族ぐるみで親しい為ほぼ婚約者に内定しているという噂。王城に勤める父親に代わり領主代行を務めている。
オルガ・オブライエン
21歳。エレオノーラの侍女。元傭兵で護衛も兼ねている。黒髪黒目、長身。
マルク
22歳。クラウスの執事。茶髪に茶色い瞳、と取り立てて特徴はないが優し気な風貌。執事としてはとても優秀。クラウスとエレオノーラの幸せを心から望んでいる。
フィオレンティーナ
21歳。エレオノーラの姉。北の王国・カロッツァの王弟・ノーウッド大公の妻
プラチナブロンドと薄い水色の瞳の妖艶な美女。
ラザール
23歳。カロッツァ国王弟、ノーウッド大公。背が高く、がっしりとした体躯。薄い亜麻色の髪とエメラルド色の瞳。柔らかな顔立ち。
カロッツァの王族には姓がありません。
マリアベル=ローズ・ダームトン
16歳。ムルトル男爵令嬢。父親は、王室御用達の名誉を賜り王都に何店も店を持つ大商会の会頭。燃えるような赤毛と濃い翠の瞳。明るくサバサバとした性格。
ブルーノ・コラッツィアン
20歳。キャルナル伯爵家の次男。クラウスの仕事仲間で友人。黒髪に鳶色の瞳。恋多き男。