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また明日の君は別人でした。

作者: 笹月 世柚

いつもの帰り道。

いつもの景色。

たった一つだけ違ったのは君だけでした。

また明日ね、そう言ったのに昨日の君はもういません。


天パでちょっと茶色い髪。

無駄に高い身長。

スッと長い手足。

だるそうに丸めた背中。

私だけに見せてくれる笑顔。

口が悪くて、子どもぽくて、いつも人の弁当つまみ食いして、いつもいつもいつもいつも、誰より私のことを心配してくれた優しい君はどこにいったのですか?


何処に消えてしまったのですか?

これじゃあんまりじゃない。

ねぇ?戻ってきてよ。お願いだから。


お願いだから。また君に会いたいよ…


今日、また明日ねと言ったら前の君に戻るのでしょうか?

また笑いかけてくれるのでしょうか?


変わらない日常、いきなり一つだけ変わったのは君だけ。

私にはまだ受け入れることができません。

吸血鬼症候群にかかってしまった冷たく悲しい君を。



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