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バーニング!!  作者: KEMURINEKO
1/7

第1話 盗賊キラーの爆弾コンビ

お読み頂き有り難う御座います。


第1話です。

レン:『な~んかおもしれぇ事無ぇかなぁ?』


アン:『ちょっとレン!シャキッとしなさいよ!今日中に町に着かなかったら野宿なのよ!』



鬱蒼とした森の中を通る街道を歩く二人。



レン:『だってさっきからずっと同じ景色なんだぜぇ?町なんか一向に見えやしねぇじゃんかよ?』


アン:『仕方無いでしょ!もう、何であんな所で盗賊なんかに出会すかなぁ。』


レン:『結構楽しそうに魔法ぶちかましてたのはどちらさんでしたっけ?』


アン:『あんただってお金になるって喜んでたじゃない。』



その時二人の後方から行商人の荷馬車が近付いて来た。



レン:『襲うのか?』


アン:『馬鹿言わないでよ!お願いするに決まってるでしょ!』



アンが手を振ると荷馬車が停まってくれた。



アン:『すいませーん!次の宿場町まで乗せて貰えませんか?』


操馬主:『あぁ構わんよ。二人だけかい?』


アン:『えぇ、そうよ。ワタシはアンであっちがレン。』


レン:『すんません、お世話になります。』



二人を乗せた荷馬車は森を抜け、小さな町に差し掛かると突然停まった。



操馬主:『ちょいと待っててくれや。』



そう言い残して操馬主が目の前の家に入って行くと、反対の家から出て来た数人の盗賊が荷馬車を取り囲んだ。



レン:『はぁ、またこれか。』


アン:『レン、あんた呪われてんじゃないの?』


盗賊1:『お取り込み中悪いが嬢ちゃん達、身ぐるみ全部置いて行きな。』


レン:『ホレ、嬢ちゃん脱げってよ?』


アン:『あんたねぇ!』


盗賊2:『さっさとしろや!このクソガキ!』


アン:『仕方無いわねぇ。』


アンは立ち上がると、小声で呪文を唱え炎魔法を放った。


盗賊2:『うっ!うわぁぁぁ!』



炎は盗賊の身体を包み込み、盗賊はその場に倒れた。



盗賊1:『てめぇ!!』



1人が剣を振りかぶった瞬間、アンが盗賊の顔面に蹴りを入れる。


レンもしぶしぶ他の盗賊の相手を始めた。


アンに目掛けて吹き矢が飛んで来ると、すかさずレンが剣で払った。


アン:『サンキューレン!』



レンは息を吸い込むと大きく振りかぶり、目の前の3人を一太刀で切り払った。


アンは逃げ出した盗賊達目掛けて炎魔法を飛ばし『バーニング!!』と叫ぶと炎が炸裂して盗賊達はその場に崩れ落ちた。


レン:『あれまっ、えげつない事で。』


アン:『人の事言えないでしょ!』



周囲を確認すると誰も居ない様だった。


操馬主が入って行った家を覗くと、既に逃げた後だった。



レン:『なんだかなぁ、おっさん!この馬車貰ってっちまうぞ!』


アン:『ラッキー♪ねぇレン、馬車に食料乗ってるわよ!』


レン:『お前なぁ・・・そんでコイツらどうすんだよ?』


アン:『盗賊なんだから懸賞金ぐらい付いてるでしょ?カードさえ抜いたら用は無いわ、その内魔物あたりが食べに来るわよ。』


レン:『・・・さいですか。』

お読み頂き有り難う御座いました。

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