また闇へと誘われる
ちょっと真面目に生っていきます
家に帰ると姉さんは机に突っ伏して眠っていた
どうやらお疲れの様子
俺は仕方なく毛布をかけて暖かくする
飯でも作るかと思ってキッチンにいくと
すでにつくられていた
だれが?もしかして姉さん?
あいつこの前まで得意料理ゆで卵だった気がするんだが・・・・
そんなことを思ってると
「うーーーーん黄葉~・・・・」
ん?なんで姉さん寝言で俺の名前読んでんだ?
俺はそうおもいながら姉さんの顔を覗く
可愛い寝顔でスヤスヤと眠ってる
本当にこれで殺し屋なのだろうか
俺がほっぺたを人差し指でくすぐってると
なにか姉さんのケータイからメールがきた
ラインだったのでメッセージが表示される
その内容は
『明日プランAを実行する。』
というもの
おそらく殺し屋の仕事かな?
そんなことを思ってるとまた通知が
『分かってるだろうがもう一度確認する。目標は』
そう区切ってまた通知がくる
その内容は
『茨木黄葉を殺すことだ』
それをみて俺は動じなかった
またか
また討伐対象にされたのか
なんでだ
俺がなにかしたのか
俺が罪を犯したのか
やはり世界は理不尽だなと
俺はまた心が闇に染められそうになるところに
最後の一通がきた
『よろしく頼むぞ今回の企画の持ち出し者よ』
そんな言葉が
俺の心に突き刺さった
企画の持ち出し者?
ということは姉さんが俺を殺すように仕向けたのか?
おかしい
俺の苦しみを一番理解できてるはずなのに
姉さんと俺はほぼ一緒の領域にいたのに
初めて俺は姉さんに殺意を抱いた
今寝てるなら
今殺せば
「見たんだな。黄葉」
いつの間にか起きていた姉さん
俺は怒りをぶつけた
「なんでだよ姉さん!なんで俺を!」
俺の怒りに無表情の姉
俺は無我夢中に包丁をもち姉にぶっ刺した
辺りに血が飛び出る
「殺したければ殺せばいい。今の私にはなにも権利はない」
勢いで刺したのにその先が出来ない俺
様々な姉との。皆の思い出が辿られる
まさか・・・・
「仕組んだのか・・・・全て・・・・」
俺が言うと姉は肩をすくめた
「私たちの運命は一人の男に握られている、どうするかも全てその男の自由だ」
一体誰のことを言ってるのか俺には分からなかった
「それって誰のことだよ」
「たしか名前は・・・・六道・・・・」
そこまで言うといきなり背後から降ってきた槍に
姉は反応して俺を庇い
ふたたび俺の顔に血が飛び出るだった




