表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
走れ!ヘルパー「華」  作者: 此花 竜胆
1/1

見習いヘルパー

皿倉の中腹にある豪邸に在宅ヘルパー見習いとして入る華子。先輩ヘルパー・木ノ下ヘルパーの仕事を必死でメモを取りながら在宅ヘルパーへの道を歩きだした。

2025年問題。


65歳以上が3人に1人の割合になる。


もちろん、少子高齢化である。


華子もヘルパーの座学では「ふんふん」と現実味なく講義を


聞いていた1人の内つどある。


社会高齢化の幕開けとなるのだ。


華子は人見知りはするが馴れてきたら喋りっぱなし。


どれだけ喋れば気が済むのだろうと思うくらい喋る!喋る!


⭐○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o○.。o○⭐


さて!


いゃいよ!


華子の初出勤の日。


華子は眠りながら考えて自転車にするか車にするか・・・


結論は自転車ではなく自動車と言う結論を出した。


午後1時に「らくらくservice」に出勤してオリエンテーションを


行った。約30分のオリエンテーションだった。


その後、先輩ヘルパーの木ノ下さんが華子につく事になり


華子は木ノ下さんの車で目的地「利用者宅」に向かった。


「らくらくservice」からは役員30分で到着。


木ノ下ヘルパーは利用者の事を少しだけ話してあとは「実践」


だからね!と華子に話した。


商店街を抜けて狭い通りの道を歩く事約10分。


かなりの坂道だった。華子はゼーゼー言いながら坂道を登った。


着いた住宅は豪勢な住宅だった。


いったいどんなお金持ちが澄んでいるんだろうと華子は思った。


高木さんの自宅です。高木さんは首から下は動かないんですよ。


鳶職をしていて工事中のビルの8階から足を滑らせて下半身不随に


なったらしいんです。


木ノ下ヘルパーはあらかじめ利用者さんがどう言う方か教えて


木ノ下ヘルパーは華子に「用事を聞いてお喋りはしない事」と


話した。木ノ下ヘルパーは「とりあえず中に行きましょう」と


華子に家の中に入る様に促した。木ノ下ヘルパーは鍵を会社から


預かって来ていた。


木ノ下ヘルパーと華子は家の中に入った。


木ノ下ヘルパーは「お世話になります。らくらくserviceの


木ノ下です。今日は新人の福田さんと一緒に入らせて頂きます


宜しくお願いします。」と利用者さんに挨拶をした。


高木さんはベッドで寝ていた。


木ノ下ヘルパーは華子に「今日は見学してくださいね。」と


優しく話し掛けた。


木ノ下ヘルパーの仕事を痕からついて行き「メモ」を取った。


木ノ下ヘルパーの解説つきである。


2回目までは一緒に入ってくれるが3回目からは1人だちになる。


華は一生懸命「メモ」を取る。


木ノ下ヘルパーは最初にニコレットを利用者さんに渡した。


高木さんは「味」がなくなるまで「ニコレット」を咬み味が


無くなったら木ノ下ヘルパーが渡したらティッシュに包んで


ゴミ箱に捨てる。


そして割り箸の握る方には輪ゴムで数回巻いていた割り箸の


反対側にマイルドセブンをつけて高木さんに渡して


木ノ下ヘルパーが高木さんがタバコを加えたら火をつけて


高木さんがタバコを吸い始める。


火事を起こさないように高木さんの傍で見守りを行い高木さんが


タバコを吸い終わったらタバコの火を消す。


そのあとはトイレ誘導を行う。


高木さんは下半身不随と言うがある程度自分で立つ事が


出きる。


体格が良くて体重も約80キロはあると思われる。


何故、判ったかと言うとトイレ介助の時に立った時に華子の目の


高さが高木さんの肩ぐらいに思えたからだ。


かなりの大男だ。


高木さんの介護は月・金曜日の週2回。


華子は思った。


こんな豪邸に日中1一人ぼっちでいるのは退屈だろうなぁ・・・


まして、テレビもラジオもない部屋で1日中一人ぼっち。


楽しみと言えばヘルパーが来た時に少しだけ会話をして


タバコを吸って・・・。


私は耐えられないと華子は思った。


そう言う人生もあるんだな・・・と思った。














2025年問題にすこしでも興味を持って頂きたいです。少子高齢化はあと数年でやってきます。65歳以上が3人に1人となる時代です。

少子高齢化を他人事と思わずにどうか考えてみて欲しいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ