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【R15恋愛?ネタ】順繰り

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛感情はないですが、吸血シーンがあります。

見ようによっては恋愛ネタなので、?付きでサブタイトルです。

お腹が一杯になりました。そりゃ、サラダとフランスパン付きのたらこスパゲッティ、そこそこ大きめのサラミと生ハムカスクートを頬張ればそうなるだろう。欲望のままに貪ったら、そりゃ眠くなる。帰ったらソファで包まって、一眠りするとしよう。

そう思っての自宅。誰も居なかった。軽率な長髪の男も居なければ、小言の多いオカンのような男も居ない。出掛けたのかも知れない。彼奴ら、何だかんだで仲良いし。置いていかれた。と不貞腐れる事も無い。私も今日は単独行動を行ったのだから。

荷物を適当に放り投げて、固めのソファに身を投げる。芋虫の如く丸まって、瞼を閉じる。死ぬ程眠いと、人間眠れないものである。死ぬ程腹が減った時、上手く胃で消化出来ないのと同じように。だから、ただ時の流れるままに眠ろうと思った。

「ねぇ、俺の相手はしてくれないの?」

キャラメルとか、チョコ、それを鍋で煮詰めて液体化したようなべったりとした声。此奴が女に甘える時に出す声。目を開けると安眠妨害を噛ました奴は、至近距離で顔を眺めていた。

「眠いんだけど……」

「眠い時ほど心地良いよ。順繰り意識手放す瞬間って、なんであんなに気持ち良いんだろうね。段階的ってやっぱり人間にとって大切なんだろうね。勿論、別の生き物にとっても」

意味不明な言葉を並べ立てながら、いそいそと首元の釦に手をかける。さり気なく身を引き寄せて、自らの食事の準備をしにかかる。

眠くて動かない。生命の危機に瀕してない。ただ此奴の捕食に付き合わされるだけ。此奴の言ったように、順繰りと意識が手放せるとあっては、本能も従順になる。

「戴きます」

偉く御行儀の良い言葉の後に、偉く行儀の悪い動作が。ぐさりと、ぶすりと犬歯が首筋に突き刺さる感触。血肉を抉った後に聞こえるのは、吸い付く音。溢れる血を零すまいと、必死になってしがみついて来る。

悔しいが、心地良いのだ。眠りに落ちるように、順繰りと快楽が増して行く。吸血鬼が獲物を大人しくさせる為の麻酔だと、前に此奴から聞いたことがある。大層よく出来た生体ですこと。段々と体から力が抜けていき、思っていたよりも早く、私は気を失った。


「大人しく寝かせて上げなさい」

「そう言う時程構って欲しいんだよね」

「……」

大して読まなくて良い本日の感想


某チェーン店のカスクート!!

作りたてで美味しかったです。

パン、レタスさくさく。ハムしっとり。意外と大きかったです。

大きくなりました? 前は一回り小さかった気が。

企業努力でしょうか? 有難う御座います。


まぁ、何時もの宣伝は置いといて(まわし者ではありませんよ)。

満たされて、眠くなると、書きたい気持ちが沸きます。

眠いので放置して寝ると、大抵全て忘れます。

万全な状態で書くことって、凄く難しいのでは無いかと。

いつか書きたい純文学です。


そんなこんなで、寝る前に思いついたネタです。

満たされた状態で吸血されたなら、ぽっくり寝ちゃいそうです。

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