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【恋愛ネタ】明日が怖い

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

あとがきはR15ネタです。

アンティーク調のソファに脚を折り畳み、スマホを弄る。やらなきゃいけない事は沢山ある。ゲームのレベリング、執筆、読書。分身を三人ほど生み出して、その三人を同期したい程。

でも明日の事は考えない。締切間近の仕事が終わって無いとか、もしかしたら慣れない事をするかも知れないとか、そんな事は一切、一切考えない。現実逃避である。

「ほら、もう眠る時間ですよ」

穏やかな青年の声がする。御伽噺のお婆さんのタメを張るのでは無いかと思わせる程。其れを眉間に僅かに皺を寄せる事で誤魔化した。

寝たら……明日になってしまう。明日になるのが怖い。未来が……怖い。幸せな事象を想像出来ないのは、悪い癖なのかも知れない。

アレニエは私からスマホを取り上げる事はせず、黙って隣に寄り添った。

「寝たくない。寝たら明日になっちゃう。起きてればずっと夜だもん」

頭を撫でて、キスを落とした。さり気なく、腰に手を回して一定のリズムで腰を叩く。そうされると眠くなって、思わず頬を浮腫ませる。やり口が狡いのだ。

私は黙ってスマホをテーブルに起き、顔を上げた。だがまぁ、優しい優しい彼を困らせる訳には行かない。寝よ。

「明日が怖いのですか?」

「うん」

「この空間は貴方にとって城ですよ。何も傷付けるものはない。今だけは全てを忘れてしまうと良い」

そう言って、毛布で包んでベッドに横たえた。子供を寝かし付けるように肩を叩いて、頭を撫でる。子供扱いしてる。でもそれぐらいが良い。甘える事さえ出来なくなった御歳、貴方だけが私の憩いなのだから。

私はアレニエの手首に頬を擦り寄せて、静かに目を閉ざした。

「おやすみ。アレニエ」


彼女の瞼が完全に落ちた事を確認して、部屋を後にする。目覚めた時に傍に居ないと、気落ちするので、後は手短に。厄介な絡み方をしてくる相方に目を向ける。

「ねぇねぇ、寝ちゃった?」

「ええ」

「狡いなー。一番良いポジションじゃん。寝かし付けなんて」

大して妬いた様子もなく、爛々とした眼光で彼女の寝顔を見る。舌なめずりに嫌な予感を覚える。襲う気じゃないだろうな。

俺は拳を作ると、思い切り頭上にめり込ませた。

「起こすなよ」

「分かってるよ。クロニエ」

どうだか。襲い狼は皆そう言うんだ。

ロキネタも書きたいです。

悩んでたらキスで全て有耶無耶にしますよ。

実際それで吹き飛ばせるんで。

終わり良ければ全て良し。自分で満ちれば悩みもない。

中々の暴論。改めてこんなにクズだったけ……?


アレニエは絶対そんな事しなさそうだなーと。

過程も結果も大事。

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