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処女作で駄文ですので期待はしないで下さい。また主人公最強でハーレム物になると思うので嫌いな方は避けてください!

その日は平日だった。


クラスで授業を受けていたら変な違和感を感じたのが僕等の最後の平日だった。



◇異世界1日目


周りを見渡せば白一色の空間が広がっていた。壁が有るのかすら分からない空間で僕達のクラスだけがその場に立っている。


「何処なんだよ此処は!」

「な、何よこの部屋は教室じゃないの?」


「先生なんとかしなよ!」

叫ぶクラスメイトを見ながら焦る気持ちを落ち着けよう。焦っても始まらないから落ち着いて考えよう。


全員で31名、全て僕の高校のクラスメイト、教師は1名、携帯は圏外、、、駄目だ考えても分からない。そもそも僕は頭が良くない。成績も下から数えたらトップレベルだからな。


運動も苦手でクラスでは目立たないからか、この状況で誰も相談に来ない。


ん?


「おい、何か転がってるぞ?」


・・・・・・ビー玉かな?幾つものビー玉が床に転がっているが、誰かが落としたにしては数が多い。


拾って確認しようと近くを転がる青いビー玉と緑のビー玉を両手で掴んだら、


「痛っ!何なんだ?静電気かな、、、あれ?」


確かに握ったビー玉が無くなってしまった!だけど其れよりも両手の甲に変な入れ墨が、、、


「なんだこれ!」


クラスメイト達もよく見ると手の甲に入れ墨が出来ていた。


騒ぎが更に大きくなったが相変わらずビー玉は転がり続けている。


携帯で時間を確認したらもうすぐこの空間に来て1時間か、、、


あれ?段々と周りに色が浮び上がってきたぞ。輪郭も更には風まで肌で感じだした。


「そ、外だ!たすかっ、、、た、、、」


僕の喜びは明らかに日本でない景色に打ち壊された。

木に囲まれて居たが少し先には煙の上がる村で村人達が逃げ回るのを追い掛ける緑色の3Mは有るだろう巨人、、、


棍棒を振り回し戦っている村人達を蹴散らしていた。

そう、、、ファンタジーの世界の様に、



こうして僕等の平日はその日に終了した。




□ クラスメイト達が逃げ惑う事も無く唖然と巨人を見つめる中で僕だけは冷静だったのだろうが、逃げようとしたが足が震えて思う様に動けなかった。


身長は170で中肉中背の僕で勝てるかと言われたらNOだ!


必死に足を動かそうとするが恐怖で動かない。最悪な事に巨人は僕等を見つけた様で此方に近づいてくる。

「「「キャアーーー!!!」」」


「ヴガァーーー!」


女子数名の叫び声を機にクラスメイト達も逃げ出す中で僕だけが取り残された。

必死に転がる様に逃げ出したが既に巨人はすぐ其処まで迫ってきている。


(死にたくない!まだ生きていたい!)


そう願った時だ。手には昔に祖父に見せて貰った家宝の刀が握られていた。


(駄目だ!こんな刀じゃ勝てないもっとだ!もっと強い武器が欲しい!)


光りだす刀を迫る巨人に向けるが、向けただけだ。もう死ぬと思い目を瞑り震えてその時を待っていたが、何時まで経っても訪れなかった。


目を開けると其処には首を跳ねられた巨人の死体が血を流しながら倒れている。


刀は昔見た形だったが刃の部分が白くなった気がする。


両手で握り突き出された刀よりも手の甲の入れ墨が淡く光っているのに驚いて刀を放してよく見てみた。


右手には∞のマークが、左手には+のマークが光を放ち皮膚に沈み込んでいく様に消えていくと同時に頭に強烈なイメージが流れ込んできた!


『・・・複製・・・改造・・・!』


流れ込んできたイメージはこの能力の説明の様だ。


複製は僕が触れたもので記憶に有る物を全て複製出来る能力、改造は全ての物を強化したり弄ったり出来る能力みたいだ。


「・・・なんでだよ?なんでこんなヤバイ能力が使えるんだよ!」


この能力なら全てを複製でき改造出来る!物も!植物も!動物も!そう、、、人間もだ!


・・・こんなファンタジーな世界だが抑えなければいけない。そうしないと、、、きっと僕は壊れてしまう。



刀を拾い上げ鞘を複製し改造する。刀の刃の部分が白いのは魔力を放出したからだと解った。・・・つまりは刀を魔力を持つ魔剣にしてしまったのだ。


その魔力の斬撃で巨人の首を跳ねた訳だが、、、倒れた巨人の首が此方を見る様に転がっているのを見て吐いてしまった。


・・・気持ち悪いしフラフラする。その場から逃げ出そうとしたらクラスメイトが数人駆け寄って来た所で意識を手放した。




□ 気が付けば何処かの小屋で寝ていて辺りは暗くなっていた。


携帯を取り出すとやはり圏外だったが時間は20時を過ぎた所か、、、


ん、外が騒がしいな?


小屋を出るとクラスメイト達が言い争っている。


僕の刀を持った『黒谷護』が数人を率いて『上川静香』先生と何かを話していた。


「僕等は能力者なんですよ先生!出来ますよ!」


「で、でも黒谷君達だけで戦うなんて!」


状況が分からないな何が有ったんだ?


「俺の能力『魔力無限』とこの刀が有れば負けませんよ!」


「人殺しをする事なんていけない事よ!」


クラスメイト達が騒ぐすぐ横では村人達が武装して待機している。・・・なんか目が怖い!


「悪い領主を殺して何が悪いんですか?其れに先生・・・俺達は黒谷に着いていく事にしたんです。生きていくには色々と必要でしょう?」


池田誠や数人の男子がニヤニヤしながら話を続ける。

「此処で選択だ!先生に着いていってのたれ死ぬか、俺達とこの世界で良い暮らしをするか選べ!」


話の流れからすると何処かを攻めるのかな?元気な奴らだよな。


先生が落ち込む中一人が池田達の方に歩いて行くと皆が其れに従った。


「決まりましたね先生。」

「・・・」


俺の事は無視ですか?そうですか、、、。


「明日の明け方に領主の城を攻め落とす!其れまでに能力者は俺に自分の能力を言いに来てくれ。」


黒谷の発言に驚いた!僕や黒谷以外にもまだ居たのか!


だけど僕の能力は説明したくないな、、、適当に誤魔化せば良いんだけど、どう誤魔化すか考えないとな。




□ 異世界1日目夜


黒谷の所に行くと池田達に囲まれた。池田は好きじゃない。よく僕を馬鹿にするし殴ってくるからだ。


「なんだ秋山か?何の用だ。」


「・・・僕の能力についてなんだけど、、、『改造』って能力なんだ。」


池田が近付いてきて髪の毛を掴んで地面に叩きつけられた!・・・痛いだろうが。

「なんでお前なんかが能力者なんだよ!嘘付いてるんだろが!」


「止めろ誠、秋山証明してくれるか?」


立ち上がりその辺の石ころを拾い上げて念じてみる。

(金がいいかな?)


手の平で光る石ころを黒谷に渡すと黒谷は目を見開いて石ころと僕を交互に見ていた。


「・・・おめでとう四人目の能力者だな!」


「他にも居るの?」


「俺は『魔力無限』で竹田が『隠密』、後は真中が『天の盾』だな。」


・・・池田の奴は能力無いんだな、、、だから今も睨んできてるのか、少し嬉しいかな!


「僕の能力は結構疲れるんだ。だからそんなに役に立たないかも、、、」


嘘だけど頼られ過ぎるよりはましだよな?


「分かった。幾つか武器を渡すから改造して強化しておいてくれ。」


渡されたのは弓と矢に短剣が数本で其れを持って寝ていた小屋まで帰った。


・・・強度を上げてから敷かれた藁の上に横になり考える。


何時もの平日は、秋山綾人17歳の平日は今日で終わりだな、、、ゲームも漫画も無い世界で戦争するなんて思って無かった。


けど僕の能力は後方向きだと黒谷達は想ったろうから死ぬ事は無いよな?危なくなればすぐに逃げるけど、、、


黒谷達みたいに暴れられる能力だったら僕も戦わされてたな。皆に悪いけど僕の目的は生き残る事だ。


其の為なら誰だって見捨てて逃げ延びてやる!

小説って難しい!

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