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誤認の抑止
未來王の四大弟子のひとり、
極等級ウィザード・ゲイル。
未來王に問う。
「未來王、
神という存在……、
一体、何なのでしょうか?
人間にとって、
必要な存在なのでしょうか?」
未來王、
ネオ・トレジャン・ヴェルセント・マイタレイヤ、
返答する。
『必要か否か……、
その答えは、
必要不可欠である、と言えます。
神の存在意義とは、
日々日常の寄す処です。
同時に、
誤認の抑止でもあります』
「誤認とは?
勘違い……、ですか?」
『そうです。
我こそが至上なり!
などという、思い込みのセーブです』
「しかしながら、すでに地球上には、
数多の至上者が存在しています。
自称、ですが……」
『ハハ、そのようですね。
実に嘆かわしいことです。
そもそも神という存在は大道不器です。
与え続けることが使命です。
ですから、
過剰に崇め称えられる必要はないのです。
善行をひっそりとおこない、
陰徳陽報であるべきです』
「では、我ら天界人は、
どうあるべきなのでしょうか?」
『森羅万象の未來が輝くように……、
せめて相応を掴めるように……、
ひっそりと応援していきましょう』




