■第10話『旅の終わりと、家族という真実 ― 金沢と福井、そして自宅の温もりへ』
■Scene:朝の別れと旅館での約束
翌朝、若女将と固く握手を交わし、写真を一枚だけ撮った。
「もちろん、SNSには載せません」と言う言葉に、ほのかは心から感謝の笑顔を返した。
■Scene:福井・西山公園と、サプライズ弁当
金沢から電車で福井へ。鯖江市の西山公園では、子供たちが広場を走り回る。
「ママ、見てー! 滑り台、2人で滑ったよ!」
ほのかはベンチに座ってその光景を見守る。
そこへ瞬がレジャーシートを敷き、子供たちと一緒に作った弁当を取り出した。
「ママのために、秘密で作ったんだよ」
子供たちの笑顔と手作りの唐揚げや卵焼き。
ほのかは涙を堪えながら、静かに口に運んだ。
■Scene:最後の夜と、帰宅の瞬間
福井の旅館も、瞬の名前で記帳。静かな夜、家族だけの時間を大切にした。
翌朝、東京へ戻る新幹線では、子供たちが「また行きたいね」と口々に話す。
■Scene:自宅のぬくもりへ
自宅に着いた夕方。子供たちはそれぞれお気に入りのお土産を並べながら話し出す。
「このお茶漬け、じぃじにもあげる!」
「私はおばあちゃんに金箔の飴!」
瞬とほのかは、疲れた表情のままソファに腰を下ろす。
「また、行こうね」
「…うん、絶対に」
二人の指がそっと重なり、目と目を合わせて微笑み合った。
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