■第7話 『光と心音、そして“家族”としての並び立ち』
■Scene:ドラマ制作発表の場にて
照明が当たる壇上に並んだのは――
主演の綾瀬ほのか、その隣に佐伯光、そして紅一点の若手女優・佐伯心音。
「お兄ちゃんの妹」としてではなく、
「自分自身の名前」で舞台に立つ日が、ついに訪れていた。
記者:「佐伯心音さん、今回が連ドラ初ヒロインですね。
俳優の佐伯光さん、そして綾瀬ほのかさんと共演するお気持ちは?」
心音:「光兄ちゃんも、ほのかさんも……いえ、“綾瀬先輩”も。
お2人の演技を間近で見られること、そしてご一緒できることを、ただただ光栄に思っています」
その表情には、堂々たる“役者”としての自信が浮かんでいた。
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■Scene:控室・光と心音
発表会が終わった控室。
光が椅子に座ったまま、心音をちらりと見やる。
「……お前、緊張しなかったのか?」
「したよ。でも、“佐伯心音”で出てるんだもん。“妹”でも“義妹”でもないもん」
光はふっと笑った。
「もう立派な“共演者”だな。義姉にも言われたろ? “君は、ちゃんと女優だ”って」
心音は頷く。
「私、負けたくない。
あの2人みたいな“深さ”のある芝居、私にもきっとできるようになるって、信じてる」
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■Scene:瞬とほのかの夜の会話
その日の夜――
瞬とほのかは、こたつに足を入れながら、テレビでニュースを見ていた。
【“新世代女優・佐伯心音、女優道を歩み出す”】
瞬:「もうすっかり、“芸能人”だな」
ほのか:「あの子、眩しいくらいに成長してる。
瞬くんも、負けてられないね?」
瞬:「……俺は、地道に頑張るよ。君の夫としても、家族の一員としても」
ほのかが瞬に寄りかかり、そっと囁いた。
「私は、どんな役より――あなたの“妻”でいることが一番誇りだから」
照明の落ちた部屋で、ふたりは静かにキスを交わす。
芸能界という光の中で
“家族”という確かな絆が、またひとつ強く結ばれた瞬だった。
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