■第6話 『一夜の家族会議――兄・妹・妻、そして…“結婚の秘密”再確認』
■Scene:ある週末・佐伯家のリビングにて
一枚の長いテーブルを囲んで――
そこには、佐伯瞬、綾瀬ほのか、兄・佐伯光、妹・佐伯心音がいた。
かつては“秘密”だった結婚も、今この空間では当然のことのように、
誰もが“家族”としての距離で座っていた。
「はい、乾杯~!」
心音の掛け声でグラスが鳴る。
ほのかは笑顔で頷きながらも、やや緊張の面持ちだった。
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■Scene:光の提案
「それで、瞬。今後の仕事はもう決めたのか?」
「うん。俳優はやめて、元の内定先に戻るよ。現場にも連絡済み」
光は静かに頷いた。
「お前が選んだなら、俺は何も言わない。ただ――」
「ただ?」
「もしまた“表舞台”に立ちたくなったら、俺にも相談しろ。お前にはお前の道がある。俺とは違うやり方でな」
「ありがとう、兄さん」
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■Scene:心音の爆弾発言
「ていうかさ、**“秘密の結婚”**って、いつまで続ける気なの?」
場の空気が一瞬止まった。
ほのかが静かに口を開く。
「今はまだ……“私の居場所”を守るため。
それに、“誰と結婚してるか”で注目される女優にはなりたくないの」
「……でもさ、お兄と義姉が本気で愛し合ってるのは、もうみんな知ってるんだよ?」
心音の声には、少し拗ねたような寂しさと、
それでも2人を応援する優しさが滲んでいた。
⸻
■Scene:その夜、瞬とほのかの会話
食事会のあと、2人は並んでソファに座っていた。
「……心音、あんなこと言ってたね」
「うん。でも、あの子なりに背中押してくれたんだと思う」
「ほのか、いつか……本当に、俺とのことを“公表”したい?」
「……ううん。違うの。
“秘密のままでも、守りたい関係”ってあるでしょ?
私はね、“誰か”じゃなくて、“あなた”と結婚したの」
静かな夜、2人の唇がまた重なる。
名前も、肩書も、世間の声も要らない。
ここにあるのは――世界にたったふたりの夫婦の絆だけ。
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