選ばされているだけなんじゃないかって
「はっ仕事!!!!」
時計の針はもう9時を回っていた。仕事であればもう始業しているであろう。
一気に覚醒したところで今日が有給で実家にいることを二日酔いとともに認識する。
ああ、そうか気のも飲み行ったんだ。
休みもあと2日となり、今日はお昼から春乃と会う約束になっている。
あと2時間もしたら待ち合わせ時間か。ボチボチ用意しないとな。
だらだらと用意していると、出発時間が迫るってくる。さあ気合いれていってくるか。
「じゃあ行ってきます。」
「行ってらっしゃい。阿久津さんに失礼の無い様にね。ハンカチ持った?忘れものない?」
「母さん、大丈夫。そんなに心配なら一緒にくる?って冗談だよ、いってくるね」
すごく心配そうに見送る母さんの表情が悲しそうに見えたのは気のせいじゃないだろう。
そうして、待ち合わせ場所につく、待ち合わせ場所は前回と同じホテルのラウンジになっている。待ち合わせ時間ピッタリになって、真後ろから手が伸びてきて目隠しされるそして俺の名前を呼ぶ声がする。
「まことく~~ん。だ~~~れだ」
絶対あいつはこの時間まで隠れていてコレを演出をしたに違いないそういうところだよ。前はかわいいなと思えてたけど。30過ぎてそれは、俺はどうかと思うぞ。かわいければなんでも許されるとおもうなよ。
「春乃・・・、はすかしい」
「どう、すこしはむかしをおもいだせた?」
「ああ、春乃との嫌な記憶が目隠しされてる間に走馬灯ように流れていったよ。」
「ごめんなさい。じゃあ、ランチいこ」
春乃の満面の笑みでごまかされる。そう、いつもこのパターンだ。春乃いたずらに俺が怒ってもごまかされてしまう。
それから、俺達は学生時代とはお互い違ったおとなしくも大人なデートを楽しんだ。そして、夕方となり別れの時間となる。
「まことくん、時間の延長を申請いたします。」
「却下だ。俺は家族と夕飯を食べると事前にいてあるだろ。」
「だよね、ダメもとでいってみた。まことくんともっといたいと思ったの。」
あざとい。世の中の男はやはり大半がこのあざとさにやられてしまうんだろう。これを天然でやってるのが天性の春乃の人懐こさだな。
「じゃあ、またな次にいつ帰ってくるかはきまったら連絡するからな。せかすなよ」
そういうと、春乃が背伸びして俺の唇のキスをする。
「じゃあまたね。次はもっとゆっくり会おうね。楽しみに待ってるから。浮気しちゃだめだよ。」
おれは真っ赤になった顔を変える方向を向くことで隠しを手を挙げながら、挨拶をすることしかできなかった。
「じゃあな。」
家に帰ってきてから俺は、母さんの手料理を食べ久しぶりの食卓だった。この味があと何回食べれるかと一瞬頭を過ったが、家族の前ではポジティブに行こうと思って気持ちを持ち直しした。
次の日の夕方、俺はお土産をに買い、一人暮らししている場所へ出発した。
一人暮らしの部屋に戻る間に俺は考えていた。このまま、春乃と一緒になるのがいいのかどうかを。別に春乃はきらいじゃないし、お見合いなんだから好きにならないと結婚しちゃいけないなんてことはない。でも、それで俺は納得した道を選択できてるのか?選ばされているだけなんじゃんないかって
まあ、ついたら、夜になってることだしお土産もっていつものスナックに行くか・・・




