ウィスキーを片手に・・・
カフェでの話が終わったあと、俺はみずきはいないいつものスナックに足を運んでいた。
からから~ん
「ざっきーいらっしゃい。みずきならいないわよ。」
「ああしってる。さっきまでいっしょにいたから。」
「そっか、そういう日もあるよね。まあ、立ってないですわりなよ。」
俺は黙って頷きながら席に座った。今日はママが直々に飲み物を作ってくれる。
「ウィスキー水割りでよかったのよね」
「ああ、お願い。」
「はい、お待たせ。」
「あのさ、ママなら、どうする?俺、もうどうすればいいかわからなきなっちゃった。」
「もう少し、ヒント頂戴よ。それじゃわからない。ざっきーがそんなになるの珍しいね」
「ああ、そうだよね。あのさ、好きな人と好きになってくれた人どちらと一緒になるのがいいとおもう。ほんとに両想いになるって奇跡なんだと思ってさ。」
「なんだ、そんなことか」
「なんだそんなことかって。結構悩んでたのに。」
「ごめんごめん、悩んでるのが悪いって言ってるわけじゃないののよ。そんなのは答えが出なくて当たり前なの。悩んでる時点であなたは両方のことが好きになってて大切になってるから。」
「そうだよね。 好きになってくれたから好きになった のは間違いないと思うけど、好きになったときなんて理由は関係ないよね。好きなんだから」
「そうそう、好きになるのに理由はいらないよ。けど嫌いになるのには理由がいるの。だからあきらめるってすごく難しいのよね。」
「そういうもんかな」
「そういうもんよ、そういうのはたくさん悩めばいい。どっちを選んでも正解だし不正解なんだから。ほら飲んで。」
俺はグラスを傾けウィスキーを一気に呷った。
俺の人生の中で選ぶことがあるなんて思ってもみなかった。そんなことを思ってるとみずきからメッセージが来る。
【今日は急に誘ったのに来てくれてありがとう。なんか私態度悪かったと思います。反省してます。それと、これは決してさとみ先輩に頼まれたとかそういうのじゃないので。】
みずきのメッセージを読んでいるとさとみさんからもメッセージがくる。
【お疲れ様です。あの、みずきちゃんとか、今日、なんか変なことこといってませんかでしたか??きゅうに、ごめんなさいってメッセージ来たから何となくピンと来て・・・】
俺はさとみさんにすぐ返信する
【お疲れ様です。大丈夫ですよ。少し話はしましたが何もなかったですよ。】
【そうですか、わかりました。ご心配おかけして申し訳ありません。】
【こんなこと言える立場じゃないのはわかってるんですけど、また一度ご飯いきませんか?】
【はい、是非よろしくお願いします。】
そんなやりとりが在りながらもその日は終わりを告げた。ウィスキーを片手におれモテてるんだけどどうしようなって相談してる自分が滑稽でわらけて来た。
ちょっと飲みすぎたかましれないな。
この時の俺はもっと十分に考える時間があると思っていた。しかしタイムリミットはすぐそこまで迫っていた。
ここで第3章が終わりになります。ここまでいかがだったでしょうか。
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