第34話 Side:さとみ 彼が私のことを選んでくれますようにって。
「ああ~いってしまった。」
もう、なんであんな言い方になっちゃったんだろう。もっと言い方あったとオオも追うのに。というか雰囲気も全く気にせず唐突すぎた~~。
岡崎さんに告白してから家に戻ってきた。ベッドにおいてある、ぬいぐるみに話しかけているが全然返してくれない。
「はあ~」
岡崎さん、ひいてるだろうな~。
でも、岡崎さんのことだから、ちゃんと考えてくれるんだろうな。私のこと考えてくれてると思うとふふ、少しうれしい。
はっ、ダメダメ、いま私、ダメ乙女モードの思考してた。だめだめさとみ。それじゃあ中学の頃に逆戻り。
中学の頃は、オタクをこじらせていてドが付くほどの陰キャだったから好きだった人に話しかけることはおろか人と話すことが苦手だった。そんなんだから、周りの女子からは今思うとあれは、いじめられていたと思う。それでも何とか、高校デビューに成功して彼氏もできた。
大学生の時にできた彼は去年まで付き合って、やっと婚約してこれからって時に彼の浮気が発覚して、浮気相手と別れてほしいって言ったら私の方が浮気相手だったらしく婚約解消になって捨てられた。いや、捨ててやったのだ。
それから、一年以上は男性としゃべるのは父親か会社で仕事の話のみ、それを見かねたお姉ちゃんがリハビリにって紹介してくれたのが岡崎さんだった。
それからはもう、気づいたら好きになってた。でも、みずきちゃんが好きだってのも何となく前にみずきちゃんと鉢合わせたときに気づいた。私ってこんなに嫉妬深いものかと思った。
今思うとこういう風に選ばれる側になるのって、恋愛になると初めてかも、大体相手から告白されてたし、好きな人ができても相手から告白してきてくれた。一週間もたえられるのかな。
◇◆◇
告白してから6日が経過していた。
「さとみさん、なんか気になることでもあるんですか??」
みずきちゃんが声をかけてくれる
「んん、まあちょっとね。うん大丈夫気にしないで。」
「しんどかったりしたら言ってくださいね。」
「うん、ありがとう」
岡崎さんに告白して答えを明日もらうからってドキドキしてます。なんて言えるわけないよーホント中学生じゃないんだから。
「さとみさん??何かいいました?」
「いってないよ。ありがとう。」
「そうですか。では、今日もあともう少しです。頑張りましょう」
やっぱりみずきちゃんはいい子だ。そう、いい娘なんだ。そんな娘に嫉妬してたなんて・・・反省だわ。
仕事も無事大きなミスなく終えて着替えていたその時だった。
一通のメッセージが入る。
【お仕事おつかれ様です。明日の待ち合わせは前回と同じ場所でいいですか?】
【岡崎さん、お仕事お疲れ様です。はい、前回と同じ場所で構いません。よろしくお願いいたします】
さあ、あしたは運命の日だけ祈ることしかできないから、祈っておおこう
彼が私のことを選んでくれますようにって。




