誠心誠意選ぶということが大事
「でしたら、私とお付き合いしていただけませんか?」
そんな、真剣な眼差しから放たれた言葉は突然の告白だった。
俺は戸惑いを隠せなかった、さとみさんの方からそんことを言われるとは微塵も思ってなかったから。
俺は少し考えてから、こう答えた。
「少しお時間いただいてもいいですか?来週同じ時間にまたデートしてくれますか?すぐに答えをだせることではなくて。」
「そうですか。わかりました。お待ちします。」
さとみさんはそう言ってくれた
その後のお昼を食べ終わった俺たちはs腰おしゃべりして別れたが、俺は終始上の空だったと思う。
そのあと、俺は、なぜだかゆうちゃんに電話していた。
「ああもしもし、岡崎だけどお疲れ」
「こんなタイミングでどうしたの。電話なんて珍しい。」
「あの、おれ、告白された。」
「え、あっそう、よかったじゃんでそれがどうしたの?」
「どう返事しようか迷ってて、おれどうしたらいいのかな?」
「それを私に聞く?そんなの自分で考えることでしょ。私がそんなの断れって言ったら断るのか?バカにするなよ。私だってあんたのこと好きなんだぞ。そんな質問されたら余計言いづらくなるじゃんか。なに?あんだけアピールしたのにまだ気づいてないの?なんなのバカなの。自分一人、僕はモテませんみたいな顔して。恋愛で鈍感だってのは、ホントに人を傷つけるんだからね。わかってる?だったらなんで私にそんなこと聞くの、断ってほしいに決まってるじゃん。断って私に好きだって言ってほしいに決まってるじゃん。でも、ホントに自分の好きな人に向かって頑張っている岡崎見てるのが好きだから。今まで応援してたんじゃないか。。。なのに、なんで、重要な選択で他人に頼るような真似するの?ぐすっ、ごめん、言いすぎたね。まあとにかく自分で考えろってことだよ。じゃあな」
ッツーツーツー
電話が切れた。
確かに、俺は目の前のことから目そむけてた、みずきに振られたことが気を取られすぎて周りが全部見えなくなってた。
こんな話ゆうちゃんにする方が間違っている。ゆうちゃんの好意なんて同期に向けられたものじゃないのはわかってた。
でも、俺、ホントにどうしたらいいんだろう。
こんな時に相談する相手なんて俺にはいない。
それから俺は、ふらふらといつものスナックにいっていた。
◇◆◇
からから~ん
「あら、いらっしゃ~い、ざっきー今日はみずきはいないわよ」
「ああ、その方がいいんだ」
「ざっき~なんかあったの」
「なんだか、よくわからなくて。いやぁ、自分のしたいことがわからなくなって」
注いでもらったウィスキーをあおる。
自分の気持ちなんてわからないよ。今まで自分の気持ちにhあまったく正直にならないように社会人生活送ってきた。自分の気持ちに正直になると途端にトラブルに見舞われるし、人間関係もうまくいかなくなってくる。だから基本的に自分の気持ちに正直になるのはやめにして、人間として、自分の行動を決める軸は他人においてきた。
もうそれが何年も続きている。そう簡単に自分本位の決断ができるわけじゃない。
ずっと、黙りながらウィスキーを飲んでいるとママから話しかけられた。
「”自分のやりたいようにやればいいのよ”なんてのはアドバイスする側の責任放棄だから言わないけど、こういう場合は会社の関係だとか、親戚の関係だとか先輩後輩だとかしがらみ抜きで個人として誰が一番いいかで考えればいいじゃないかな?別にどれを選んでも正解というわけじゃないし、どれを選んでも正解なんだから。誠心誠意選んだかが重要なのよ」
ママの話を聞いてなんだかすこし気がらくになってきた。
さてどうするか、この1週間悩む抜くとするか。




