真剣な眼差しから放たれた言葉
あれってやっぱり、ゆうちゃんの告白だったんだろうか?たしか前に飲んで酔っ払ったときにそんなこと言ってた気がするけど。まあ、だからと言って変に意識するのもあれだし、俺から聞き返すのはもっと無粋だよね。
とりあえず当たり障りのないようにメッセージおくっておくとするか。
【今日はありがとう。無事に帰れた。心が軽くなったよ。いつもありがとう。そうそう駅のホームで何か言いかけてたよね、ごめん最後まで聞いてあげられなくて。】
すぐにゆうちゃんからメッセージが帰ってくる。
【無事家に着きました。まあ、いつも愚痴聞いてもらってるからな。いつものお返しだ(笑)駅の奴はなんでもない、挨拶をちゃんとしようと思っただけだから気にするな】
ゆうちゃんから続けてメッセージがくる。
【恋の傷を癒すのは次の恋をするしかない。恋の傷は恋でしか治せないからね。】
【ありがとう。】
そう返信して俺はその日眠りについた。
昨日は飲みすぎたのか、頭が痛い。ただ習慣とは怖いものでどんなに酔っぱらって帰ってきても平日と変わらぬ時間に目が覚めてしまう。土曜日だから二度寝を決めこもうと思ったがメッセージが来ていることに気づく
さとみさんからだ
【突然すみません。今日もしお暇でしたらランチでもいかがですか?】
ごはんのお誘いだった。さとみさんからのお誘いなので断ることはない。準備をしながら返信する
【かしこまりました。では、前回と同じ場所で待ち合わせということでいかがでしょうか?】
すぐに返信がくる
【ありがとうございます。楽しみにしています。】
◇◆◇
待ち合わせ場所はいつも通りの場所で待ち合わせスポットのため賑わっていた。俺はいつも通り早めの時間につく、おそらくさとみさんも早めの時間に到着するだろう。
12時に待ち合わせだったが15分前には二人とも待ち合わせ場所についてランチの場所へとむかっていた。
「今日は突然すいません。いきなり誘ってしまって、今日約束してた人急に来られなくなってしまって。人気店で偶々予約できたところだったので、どうしても行きたくて誘っちゃいました。」
「さとみさんとランチならいつでもドンとこいですよ。むしろ誘ってくれてありがとうございます。」
ランチのお店につく、そこは結構雰囲気のいい和食屋さんだった。
そのまま座敷の個室に通された。コースをすでに予約されていたのか食事のメニューは渡されなかった。
「雰囲気のあるおしゃれなお店ですね。予約がなかなかとれないっていうのもよくわかります」
「はい、とってもいいところです。」
コースでいろいろな料理が運ばれてくる、どれも見事な料理ばかりだ、目で見ても下で味わっても絶品だ。
コースも終盤に差し掛かり
「さとみさん、とてもおいしいですね。」
「そうですね。おいしいです。岡崎さんそういえば今、彼女さんとかいらしゃらないいんですよね。」
「はい、いませんよ。社会人になってからまったくです。はは・・」
すっと、真剣な眼差しでさとみさんがこちらを見据える
「でしたら、私とお付き合いしていただけませんか?」
そんな、真剣な眼差しから放たれた言葉は突然の告白だった。




