2. 関東私鉄完乗作戦(キャンペーン) Part.1 - 籠原の罠
関東在住で「日本の鉄道全線のりつぶす」趣味を持っているのであれば、おのずと関東近辺の鉄道は乗ってしまっており、既にJRは関東全路線全区間乗車完了していて、それ以外の残りは以下のような状況である。
一部路線区間未乗
・東武鉄道伊勢崎線
・東武鉄道東上本線
・京王帝都高尾線
・京成電鉄本線
・京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス)
・秩父鉄道
・箱根登山鉄道
・千葉都市モノレール1号線
全区間未乗
・わたらせ渓谷鐵道
・上信電鉄
・埼玉新都市交通
・日暮里舎人ライナー
・上野懸垂線
・ディズニーリゾートライン
・高尾山ケーブルカー
・大山ケーブルカー
せっかくの春の18きっぷシーズンの土曜日で特に予定もないので、群馬県のほうの未乗区間を乗りに行こうかと、朝遅く10時過ぎに家を出る。
順調に乗り継ぎ高崎線を待つと、籠原行きの列車がやって来たので何も考えずに乗車する。普段の乗りつぶし旅行をするときには、時刻表で十分に事前に調べてから旅程を決めて行動するのであるが、関東圏内であれば列車が2時間以上も来ないなどということはないので、何も考えずに行くことにする。
大宮を過ぎ上尾を過ぎて郊外感あふれる車窓になったところでそろそろ熊谷というところでお昼にちょうどいい時間となった。ここで考えたのはどうせ「籠原で高崎行きを待たされるのを考えると高崎まで行ってから食べると遅くなりすぎる」ということ、だから熊谷で飯を食うために下車して時間つぶしてもたいしたことではないと思い下車して駅の設備の中にある中華料理屋で軽く飯を食う。ただし25分後くらいにくる高崎行きに乗れる時間までに間食することはできず30分以上潰して高崎行きを待つと、ちょうど高崎行きは先ほど降りた籠原行きの50分くらい後の時間に来るようなのでそのまま待つ。
そして高崎行きに乗ると次の停車駅は籠原。籠原駅に近づいたら車掌のアナウンスがあり「この電車は5分ほど停車して後から来る籠原行きを接続してから発車します」とのこと。
つまり「籠原で高崎行きを待たされる」という当初の判断は間違っていたということで、30分以上ロスした計算になる。まぁたいしたダメージではないが「関東圏内だから時刻乗り継ぎ考えない」という手抜きにしっぺ返しを食らったような気がしたのである。
気を取り直し高崎に到着。上信電鉄に乗り換えることを検討したが次の列車まで40分以上あり、下仁田まで往復すると帰りが遅くなりそうなので止めて両毛線で伊勢崎まで移動して伊勢崎線の未乗区間を攻めることにする。
土曜昼の両毛線は高校生がたくさん乗っているような感じ。ただしその客も前橋で7割がた降りてしまう。この風景を見るといつも「上野方面からの高崎行きの普通列車は前橋まで運転すればいいのに」という気がしてしまう。もちろん10両では輸送力過多だろうが。
天気ははれているが、空は霞がかかっており榛名も赤城も見えない風景を眺めながら乗り続けると、どうせ公共投資予算で「踏み切りの解消」という名目で高架化したのだろうという感じの伊勢崎の駅に着く。ここで伊勢崎線に乗り換え。
伊勢崎線の乗客もやはり高校生が多い感じ、時間帯的に部活帰りであろう。伊勢崎駅を出るとすぐに高架から地上に降りて、上州の畠の間を進んでいく。もちろんここらへんはわりと工場も多いので田舎という雰囲気は余りしない。そのままゆっくり進むと高架に上っていき大田に到着。
大田からの一番いい乗り継ぎ列車は特急列車だったため、駅の市成績券売機で切符を買い帰路に付くことにする。しかし東武の特急ってシートの幅がすごく狭く感じる。まぁ俺の体がでかいだけだが。痩せましょう。
そのまま途中で買い物して帰宅。上信鉄道のリベンジはまた後日ということで。
今回の未乗区間乗りつぶし:東武鉄道 伊勢崎線 伊勢崎~大田
JR乗車キロ: 12337.1km (乗車率: 62.04%)
私鉄乗車キロ: 3904.4km (乗車率: 50.2%) → 3924.2km (乗車率: 50.5%)