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初召喚は偶然とともに

「って、ほのみんじゃん!!チョーカワイイんですけど!!」


「ピミー!!」


ほのみん。


簡単に言えば、赤いスライムである。


属性はその名の通り炎。火である。


斎藤は見た目の可愛さと、ゲーム内での雑魚キャラという油断から、ほのみんに不用心に近づいてしまった。


そして。


「すっげえカワイイ…抱っこしても大丈夫かな?ピーピー?怖くないよげふぁおおおお!!!」


ほのみんの改心の一撃!


斎藤はダメージを受けた。


そして腹部にほのみんの形の火傷が残った。


不幸なことに上半身はシャツを破き靴の代わりにしてしまったので、裸である。


斎藤の腹にはほのみんの顔がペイントされているようである。


飲み会の席では腹踊りで活躍すること間違いないであろう。


「痛熱うぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!」


「ピッキ!!ピーキー!!」


ほのみん、第2波攻撃の準備中。


「ちょ、待ってくれ!!俺には交戦の意思はな、おしりはらめえっ!!!」


「ピーキー!!」


斎藤、再ダメージ。


そして先程よりも熱を持ったほのみんのケツへの攻撃力は高かったらしく、ズボンのケツ部分が焼き落ちてしまった。


ほのみん恐るべし…じゃなくて!!!


「やっべえ!!俺ほのみんみたいなゆるキャラに殺される!!!!やっべええええええええ誰かぁぁぁぁ!!!!!」


「「「ピーキー!!!!」」」



気付くとほのみんは三匹に増えていた。


このままだと斎藤は全身火傷で間違いなく天に召されるであろう。


斎藤は祈った。


祈りながら無意識にずっと右手に握っていたスマホに、更に力を込める。


すると…


「な、なんじゃこりゃぁぁ?!」


スマホが光だし、画面から人の形をした何かが召喚されたのである。


その姿に、その勇姿に、斎藤は見覚えがあった。


「バ、バルキリィーたん…!!!」


そう。斎藤が召喚したのはパズ☆バケでも美しさと強さと凛々しさを兼ね備えた美モンスターである、バルキリィーだったのである。



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