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金のリンゴ

カノープスと別れたすぐ後のリア達


「所で、本当はなにか隠してるでしょ?ミィーティア」


「…。それはお互い様じゃ無いの?」


そう言うとミィーティアは指をピストルのように見立てて魔法陣を指先に出した。


「私に、戦闘の意思はないよ、ただ話してくれてもいいんじゃない。」


「そーいう事は自分から話すべきなんじゃ〜無いかな?」


リアはため息を漏らし話した。


「私は魔族、魔王の子よ」


「魔王の子?」


「そうよそのままの意味。」


「そんなのがなんで一般冒険者と一緒にいるの?」


「…一般?あれは転生者よ」


「!」


「馬鹿な、禁術とされてる転生術を誰が!?」


「それは私にも分からないだけど私が監禁されていた城での生活の中で私は無数の本を読んだ。」


「その中にいくつか彼に該当するものがあった。」


「だけど私は転生者な彼には興味無い」


「彼が好きなの、私を助けてくれた彼がそれは転生者だからとは関係ない。」


「…そう、もうひとつ聞かせて…貴方はこの世界を滅ぼすの?」


「そんな事したら、冬樹に怒られるからしないし今の私には出来ない。」


それを聞きミィーティアは指を下げ攻撃態勢を解き、自分の秘密を話した。


「私は、ミィーティア」


「うん、知ってる」


「…ミィーティア・アルレシア」


「その名は、最強ギルドの副団長?」


「そう、そしてこんな事態はすぐに解決できる。」


「…」


「だけどなぜ解決しないか分かる?」


「ここに、悪意のある魔族が来るって仲間の預言者が予言したのよ。」


「私の感的には冬樹について行けば何かあると思ったけどまさか魔王の子なんかにありつけるなんてね。」


「でも、ついてきて良かった貴方は悪意のある魔族じゃ無い。」


「だけど、これではっきりした。この迷いの魔力はその魔族の様ね」


そう言うと。


リアがぼそっとある名前を上げた


「ベルフォメット…!」


「冬樹が危ない!」


「今すぐ戻らないと」


「その魔族に覚えがあるのかい?」


「これは迷いの魔力なんかじゃない、これは…」


「殺配の魔力!対象の気配を消す魔力対象は魔力全ての魔力の検知が鈍っているだから私達は迷っていたの!」


「なるほど、魔力で進む道を決めてると言う基本が出来なくなるというわけだね。」


「後はベルフォメットはとてつもなく強い!」


「魔王の子が言うなら相当だね。冬樹の身の安全を確保しないと!」


そう2人は来た道を引き返すように走り出した。


その瞬間



ドゴオオオオオン!!!と遠く離れたところから爆音が鳴り響いた。


「っ!!」


「どうやら接敵しちゃったー見たいだね。」


ーーーーーー


放たれた魔法は大きなクレーターを作り出した、だがそこには何も無くなっていた。


頭上高く空にベルフォメットは回避していた。


「私も、お返しを上げよう!」


「極大魔法、グランドクロス」


地面に十字の魔法陣が冬樹を中心に形成され光出した。


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!


と地面が割れそこから黒い炎が十字に燃え上がった。


だが


「そんな、出現位置のわかりやすい魔法名出されちゃ、避けるのも簡単だぜ!!」


冬樹はものすごい速度で、グランドクロスを避け


「上位魔法 フライドライブ」


空へ飛んで加速し、ベルフォメットの喉元を狙い剣を突き出した。


「その刃は届かない。」


寸前でベルフォメットはふたつの指で刃を止めた。


「くっ…届かねぇ!加速しろ!デュアルエンチャント!上位魔法 フライドライブ!!!」


冬樹は魔法を重ねさらに加速したが、ベルフォメットが刃に力を込め魔力を込めて押し返した


「!?」


押し返した冬樹は上空から突き落とされた。


「ぐっ…まだ…力が足りねぇ…」


そう言うとまた謎の空間から金のリンゴを引き出し喰らった。


「ぐっ!…あぁ」


ーーーーー


「ふぅーん、あの果実を初めてでふたつも食べるなんて。」


「 正 気 じ ゃ 居 ら れ な い わ 」


ーーーーーー


「…」


「…」


「死ヲ越えル輪廻そノ身ヲ焼き尽くせ」


統合(インデグラ)


世界の色が一瞬変わった。


そしてベルフォメットが空から落ちてきた


「一体…何をぉ…??」


(魔力が回らない、思考も、呂律も…)


「ぐぅ……っ」


地面に横たわるベルフォメットを殺そうと歩き出す冬樹その姿はもう人と呼べなく人の形をした化け物か何かに見えた。


「あdこjnklい」


言葉にならない音を出してゆっくりと歩く。


剣に血を滴らせて


喉元に刃が


突き刺さり


喉を…



切り裂きそうになった、その瞬間冬樹の身体がくの字にへし折れる程に形を変え吹き飛んだ。


いや、飛ばされた。


最強の男によって



「…少々君たちは暴れすぎた様だな」


「俺が直接止めに入るなんてよ。」


「ミィーティアがこんな存在を見過ごすとは思えないが…」


「魔族?人間?どちらか分からないががお前は王国に持っていこう、許せそう言うクエストだ。」


気絶して何も言わない冬樹はそのままバゼルに回収され。


ベルフォメットはその隙に灰となり逃げていった。






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