森が仇なす迷いの魔力
。 ステータス
筋力 20 スタミナ10 Lv1
物理防御30 俊敏 10
魔力 80 幸運 90
魔力防御40 知力 65
魔法適正? 器用 999
▷▶▷▶
ステータス
筋力 86 スタミナ10 Lv34
物理防御90 俊敏 45
魔力 120 幸運 90
魔力防御75 知力 65
魔法適正300 器用 999
(随分ステータスが上がったみたいだな)
「...魔法適正300...」
(それに器用999こんなの見た事ない...)
フードの奥には神妙な顔つきをしていたが、そんな事を冬樹は知るはずも無く自分のステータスアップを喜んだ。
「称号?」
『報告』
『条件を達成すると獲得出来る物で、称号は色々な力を与えてくれるものがあります。』
『そのまま「魔人の称号」は魔法適性がかなり上がるようです』
(成程それと何か読めない文字が書いてあるのだがこれは?)
『...』
『これは...まだ教えられませんね。安心してください。これは貴方に取って祝福をくれるでしょう。』
「......そういう物もあるのか。」
「で、クエストはどうするの?」
「断っても、また出てきそうだ。そういう面倒ごとは俺は先に済ませる。夏休みの宿題は初日に終わらせる派だ。」
「夏休みの宿題??」
「まぁ、ついてってやるって事だ。」
「所で名前は?」
「あー、言ってなかったね。」
「私の名は、ミィーティアだ」
ーーーーー
「って言うことで、ミィーティアとクエストへ行く事になった。」
「それは分かったし良いのだけど...どうして腕を組んでいるの?ねぇ?」
「お姉さん、この子の顔に一目惚れしちゃったかも♡」
「そんな事は聞いてない。離れて」
とギルドから少し離れた街中でバチバチと魔力がぶつかり合っていた。
「とりあえず手は離せ。」
そういい2人が両方の腕にしがみつく2人を振り払った。
「さっさと済ませる為にすぐにでも出発するぞ。」
「むー、冬樹と初めにあったのは私なのに」
「別にこいつの事はなんとも思っていないこんな事でリアを捨てることなんてしない。」
「ふふ。」
「ふーんそういう関係なんだ〜」
「むっ。」
その後辺境の村アミダへ向かうために深緑の森へと足を運んだ。
『報告』
『この森には、複数強力な魔物がいるそうです』
(強力な魔物か...)
「...噂をすればって奴か。」
「ん、魔物に囲まれたみたい」
森へ入ってすぐに魔物に囲まれたまるで来るとわかって様に...
冬樹とリアは剣を構えた。
(お手並み拝見ってとこね。)
「私がいくっ!」
シュンっと音を立てリアが先陣を切り、目の前の魔物に向けて斬りかかったその速度と威力は木諸共両断した。
「負けてられないな、」
「力を貸せ俺の剣よ!!」
リアの強さに鼓舞され負けてられないと冬樹は剣を掲げ剣の魔力を放った。
その後魔力は雷となり冬樹の周りを囲う龍の様な形になり、木々に隠れた魔物達をまとめて薙ぎ払った。
「うっお!すげぇ!!」
冬樹は剣の凄さに感動して目をキラキラと童心のように輝かせていた。
その裏でミィーティアはニヤニヤと嬉しそうに笑っていた。
「こりゃ〜、いい持ち主を見つけたね。」
「ん?なんか言ったか?」
「いいーや?君たち強いねぇ〜。」
「俺はこの剣のお陰だがリアは強いぞ。」
「ん。褒められて嬉しい。」
「と言うか、ついて来いって言われたのにお前が戦わなくてどうするんだ。」
「こっちはまだ冒険者になってだなまだ、」
説教が始まりそうな雰囲気を察して、ミィーティアは焦りながら話した。
「あー、ごめんねぇそう言うつもりじゃ無かったのよ〜ちょーっと君たちの実力をね、知りたくてさ〜!」
「...まぁ、リアのあの攻撃...速さを見てそんだけふざける余裕があるって事は飛んだお人好しか、強者くらいだろうと思ったが。」
「次戦闘が起きた時にでも分かるだろう。」
「なーんか君のそういう所少し団長に似てるかも〜」
と言いたいことを言いさっさと進む冬樹にそんなに急いでると滑稽だぞ〜と煽りながらついてくるミィーティアであった。
ーーーーー
魔物や魔獣を倒し倒しに倒し時には
「雷槍よ。我が命じる。殲滅せよ」
ズドドドドドドっっ!!!
時には雷の豪雨が魔の物を殲滅し
「剣に賭けるは。怠惰の罪。その名を冠せよ」
「『ベルフェゴール!!!』」
時には闇の炎が魔の者を焼き焦がし
「中級魔法!デュアルアクト...」
「改めて上級魔法!ツインキャスト!」
「アブソリュートフラムグラス!!」
時には氷と炎相反する属性が同時に襲いかかった
がしかし...
「くっ...はぁ...はぁ...魔法適性が高くなり高度な魔法を使えるが魔力の消費が激しすぎるな...」
「だが、問題は...」
「あぁ、いくらやっても魔物がわんさか出てきてやがりますね〜。」
「それに、全然森から出れない。冬樹立てる?」
「あぁ、悪いリア少し無茶をした。」
リアに手を引っ張ってもらって体勢を直しポーションを飲んで魔力を回復した。
『鑑定』
『この森は何者かによって迷宮の様な仕組みになっているようです。』
(ミィーティア関連か?)
『否定』
『他の何かが裏で動いている...そんな気がします。』
(随分曖昧だな)
『謝罪』
『この森の魔力のせいで上手くこの辺りの情報を取得できません。』
(久々の無脳フィオだな。)
『...』
『...むぅ...。』