11話:滝の裏側へ
精霊の森を抜けると、視界が一気に開けた。
目の前には、巨大な滝が轟轟と音を立てて流れ落ちていた。
滝壺からは、白い水しぶきが勢いよく舞い上がり、太陽の光に照らされて、虹色に輝いている。
その光景は、まるで、空から虹が降り注いでいるかのようだった。
「…すごい…。」
私は、思わず、息をのんだ。
レオンさんとルナも、その壮大な光景に目を奪われていた。
滝の轟轟という音と、水しぶきが立てる音が、周囲に響き渡り、まるで、自然のオーケストラが演奏されているようだった。
滝の周りには、色とりどりの花々が咲き乱れ、甘い香りが漂っている。
その香りは、滝の轟轟という音と、水しぶきの音に混ざり合い、不思議なハーモニーを奏でているようだった。
滝壺の近くまで行くと、ひんやりとした風が、心地よく肌を撫でる。
その風は、滝の轟轟という音と、水しぶきの音、そして、花々の香りを運んできて、まるで、五感を刺激するカクテルのようだった。
「…ここが…アルカディア様の…住処…なんだね…。」
レオンさんが、静かに言った。
ルナも、静かに頷いた。
「…ええ…。」
アルカディア様の…住処…?
私は、滝を見上げながら、アルカディア様のことを思った。
アルカディア様は…一体…どんな方…?どんな姿をしていて、どんな声で話すんだろう?優しい方なのかな? それとも、怖い方なのかな?
そして…私に…何を…教えてくれる…?私の力のこと…?世界を救う方法…?それとも…私自身の…運命…?
「…エリア…。」
レオンさんが、私の名前を呼んだ。
「…はい…。」
私は、レオンさんを見上げた。
レオンさんは、私の目を見つめ、真剣な表情で言った。
「…アルカディア様は…きっと…君に…何かを…教えてくれる…。」
教えてくれる…?何を…?
「…レオンさん…。」
私は、レオンさんに尋ねた。
「…私…アルカディア様の…元へ…行くべき…ですか…? 」
レオンさんは、私の質問に、優しく答えた。
「…それは…君が決めることだ…エリア…。」
「…私が…? 」
「…ああ…。」
レオンさんは、頷いた。
「…でも…もし…君が…行くことを…決めたなら…。」
レオンさんは、私の手を握りしめ、力強く言った。
「…僕は…君を…全力で…応援する…。」
レオンさんの言葉に、私は、心が温かくなるのを感じた。
レオンさんは…いつも…私のことを…支えてくれる…。
「…ありがとう…レオンさん…。」
私は、レオンさんに、感謝の気持ちを伝えた。
レオンさんは、私の手を握り返し、優しく微笑んだ。その笑顔は、まるで、春の陽だまりのように温かくて、私の心を包み込んでくれた。
私は、レオンさんとルナと一緒に、滝壺の近くまで行った。
滝壺は、深く、そして、青かった。
滝の水が、轟轟と音を立てて、滝壺に流れ込んでいる。
その水しぶきが、
私の顔に、
冷たく気持ちよかった。
私は、滝壺を見つめながら、
アルカディア様のことを考えた。
アルカディア様は…
一体…
どんな方…?
どんな姿をしていて、
どんな声で話すんだろう?
優しい方なのかな?
それとも、
怖い方なのかな?
そして…
私に…
何を…
教えてくれる…?
私の力のこと…?
世界を救う方法…?
それとも…
私自身の…
運命…?
その時、ルナが、滝壺の奥を指さした。
「エリア、見て。」
ルナが、静かに言った。
私は、ルナの指さす方向を見た。
滝壺の奥には…
…洞窟の入り口が…
…あった…。
洞窟の入り口は、
滝の水で
隠れていて、
今まで、
気が付かなかった。
「…あれは…? 」
私は、レオンさんに尋ねた。
レオンさんは、
洞窟の入り口を
じっと見つめ、
言った。
「…あれが…
アルカディア様の…
住処へ続く…
道…
なのかもしれない…。」
アルカディア様の…
住処…?
「…行ってみよう。」
レオンさんが、
そう言うと、
洞窟の入り口へと
歩き出した。
私は、
レオンさんとルナと一緒に…
洞窟の中へと…
…足を踏み入れた…。




