14話:いつもの猫カフェ
「…失礼しますッ! …それでは…ごきげんようッ!」
ローザさんの声が、カフェに響き渡った。
…って、もう行っちゃったの!?
私は、ローザさんの勢いに圧倒され、呆然と立ち尽くしていた。
「…エリア、大丈夫か?」
レオンさんが、心配そうに私に声をかけてきた。
「…あ、はい…。」
私は、レオンさんに、コクリと頷いた。
「…それにしても…。」
レオンさんは、ローザさんが出て行った扉を見つめながら、言った。
「…すごいメイドさんだったね…。」
「…そうですね…。」
私は、レオンさんの言葉に、同意した。
ローザさんは…
…本当に…
…強烈な…
…メイドさんだった…。
「…でも…。」
私は、レオンさんを見た。
「…ローザさんは…セレーネさんのことを…本当に…大切に思っているんですね…。」
「…ああ…。」
レオンさんは、優しく頷いた。
「…エリアも…ルナのこと…大切に思ってるよね…。」
「…はい…!」
私は、レオンさんの言葉に、力強く頷いた。
「…ルナは…私にとって…大切な…家族…です…。」
私は、ルナを見つめながら、そう言った。
ルナは、カウンターの上で、気持ちよさそうに毛づくろいをしていた。
「…ふふ…。」
レオンさんは、私の言葉に、嬉しそうに笑った。
「…エリア…。」
レオンさんは、私の名前を呼んだ。
「…はい…。」
私は、レオンさんを見上げた。
「…これからも…ルナと…仲良く…ね…。」
レオンさんは、優しく微笑んだ。
「…はい…!」
私は、レオンさんの言葉に、笑顔で答えた。
「…それじゃあ…そろそろ…仕事に戻ろうか…。」
レオンさんは、そう言って、カウンターの中に戻った。
「…はい…。」
私も、レオンさんの後を追って、カウンターの中に入った。
いつもの…
猫カフェ「ルナ」…
いつもの…
穏やかな時間…
私は…
ルナと…
レオンさんと…
そして…
猫たちと…
一緒に…
この…
穏やかな時間を…
過ごしていきたい…。




