九話 クラス移動
- 9話 -
翌日、1-4の生徒達が教室に集まりホームルームが始まった
ホームルームの最初の話は、もちろんヒロインちゃんが1-4から1-1に移動した事についてだった
平民出身が多い1-4の中のわずかな男爵貴族出身者は多少納得している
平民出身は、揃いも揃ってなんでなんでなんでの嵐だ
貴族出身者が納得している理由にそれがあって
白魔力の聖女と言う伝承本が貴族にだけ配られてる
そう、ヒロインちゃんが白魔力なのはあの時にほぼ全生徒に判明してしまってる
白魔力=聖女という思考が結びつけれるのは先ほどの本を読んだことある者だけ
たまにイレギュラーで商人が読んでいる事もあるようだ
私は本来貴族出身だからこの本の存在を知ってるし読んだことある
それにこの伝承本は乙女ゲームのストーリーに関わるキーアイテム立ったりする
そんなことを思ってると、先生がその伝承本を持ち出してきた
おやおや?
その本は学園に持ってきては行けないルールでは?
あーあー、ルール違反した先生よく見ると指怪我してるし
あの伝承本、指定された場所から持ち出すと持ち出した者にダメージ与える魔道具なんだよね
それをわざわざ持ってくるなんて、中身見てないからその程度のダメージなんだけど、え?
ここで開くの? あの先生バカなの?
あーあー、開いちゃった開いちゃった
先生は予想通り気絶してるよ、全身ぼろぼろで
伝承本は男爵貴族の男子達が回収したみたい、貴族の血を持つものならダメージを軽減できるからね
それで、その伝承本はどこの本だったの?
図書室の?
そういえば、図書室で伝承本を読むイベントがあったわね、ゲームに
でも、それたしかストーリーの中盤越えた先の話だったんだけど
もともと、学園にあったってことかな
範囲は図書室の中のみ、今いる教室は範囲外
まあ、むちゃしたね この先生は
もちろん、私が触れた場合、範囲の設定できるわ
なぜ?
上位権限をもつ貴族なら多少その辺優遇できるの
その権限は私持ってるの
なんとね第一王子や第二王子はなんと持ってないのこれが
王様が権限を秘匿したいからって上げなかっただって
私は、お父様から一応貰ってるわ
渡すかはその家庭によるってこと
まあ、今の私は平民になってるから触らせてくれないけどね
一応改めて言っておくわ、範囲内ならそんな驚異になるような物でなないわ
範囲内なら普通の本として読むことができるの
範囲外に持ち出して読もうとすると発生する現象だからね、これは盗難防止機能だからしかない
それにしても、先生はあんなことをしたんでしょうか?
とりあえず、先生いなくなったからホームルームが中断してるんだけど、あ
新しい先生がやって来た
とりあえずホームルームは再開できそうでよかったんだけど、とくにホームルームで話す事は無かったみたい
クラスの委員はこの世界には存在しないので決める必要ないし
一応生徒会は有るけどだいたい1-1から選出されるから1-4の私たちには関係ない
おっといつの間にかホームルームが終わり、そのまま授業が始まった
いつもはちょっとの準備時間があるけど、今回はトラブル続きで時間がらしい
肝心の授業は、国語の授業だった
文字の書き方、文字の読み方
まあ、このクラスは平民出身が大半が締めるので授業がこうなるのは仕方ないが、
これは私も含めた貴族出身はちょっと暇そうになるかと思ったが、
先生がめんどくさい問題を出して来たからそれをやるようになった
とある一人の貴族が王族に誓った誓いについてで、
まあ、これは貴族ならだいたい知ってる話なんだけど
後ろ貴族男子達が頭を悩ましてるんだけど、さすがに、え?っておもうよ?
ーーーーーー
その頃、お城では
白魔力の聖女の対応に終われていて、
貴族にするべきか平民にしておくか対応におわれてる
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十話は水曜日に投稿予定