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第五話 彼女の死

- 5話 第一王子 -

数日後、六歳の女の子がお城にやって来た


挨拶の時に俺は、


いや


僕は彼女に恋をしてしまった


時折、彼女の事を思い出すとため息が出るようになった


これにより先生からはしっかりしなさいと怒られる日々が増えた


あまりにも自分の態度に先生は怒り


初心薬を渡してきた


初心薬とは対象の女性と初めて会った様に接してしまう様に誤認させ記憶を一時的に改変させてしまう薬


なぜこれを…と思ったが


彼女を想うばかりで授業が進まないので一旦彼女の事を忘れましょうと言うことだ


まあしかたない。先生の言い分も一理ありだから飲む事にした


薬のお陰かあまり彼女の事を意識しなくなってきた


彼女の情報は、全く調べようとしなくても向こうからやって来る


彼女はなんと母上からの課題を一ヶ月以内で合格してしまったみたい


僕も母上から課題を受けてるが、二年はやっているけど合格のラインすら見えそうに無いんだけど、え?


それが普通?


母上の課題は約三年はかかる事を想定してる?


では彼女は、いったい?


半分以上はお城に来る前に技術は取得していたっぽい?


え? 違う?


お城に来る時点で全ての課題に合格できる技術を持ってた?


なにその才能やばくね?


一応、彼女の家族に聞いたんだけど


生まれた時からほぼ淑女の動きが出来ていたみたい


なんなんのあれは?


気晴らしにダンスホールに行ってみるか


おやおやおや?


だれか、ダンスホールにいる?


いや正確にはダンスホールにあるバルコニーにだね


こんな時間に動ける者が、あれは彼女か、あ


美しい、彼女が あ~あ~


薬の効果がきれ


イヤイヤ 冷静になれ自分。そう冷静に


きみは確か僕の婚約者候補の…確か…えっと名前は


違う違う 聞きたいのはこれじゃなくて


そうなんでこの場所にいるかって事を


へぇー、夜空がね でも夜空見るなら天体棟のほうが見えるとおもうけど


そうそう、夜空を見るにはあそこがね


え?権限がない?


あ~あ~そうか、忘れてたわ


そういえば、有ったような


そういえば、僕は君のことがもっと知りたいなって言おうとしたけど


すんでの所で逃げられちゃった


何でだろう勘が良いのかな?


とりあえず彼女の部屋にでもあ~あ~鍵が


とりあえず部屋に戻って薬かな、多分


薬ないと抑えられないのがきついんだけど


とりあえず初心薬を飲むことはできた


どんなときも冷静に冷静にと父上に言われてるから


翌日、彼女は一旦屋敷に帰る事になったみたい


僕は急いで彼女を探した


彼女がダンスホールに行くのをメイドが目撃していたのでダンスホールに向かう


ダンスホールに到着すると、そこには誰も居なかった、あのメイドが嘘を?


と思ってるいると彼女がダンスホールに入ってきた


僕は彼女に城に要るように説得したがゆらりと交わされてしまった


彼女がバルコニーの方へ聞いて向かう。僕もそれを追いかけるようにバルコニーに向かうが


彼女がバルコニーの中央に到着すると同時にバルコニーにヒビが走った


僕はその事に気づくのに遅れ急いで彼女の元にと走るが、ヒビの方が早く


彼女はバルコニーの瓦礫共に下へと落ちて行く


僕は残ったバルコニーの端から手を伸ばす


彼女も僕に向かって手を伸ばす


後ちょっとで届きそうな時に僕は彼女の手を掴もうと手を動かすが、その手は彼女の手を掴むことは出来ず空を切ってしまった


落下していく彼女を僕は僕は僕は


そして彼女は、バルコニーの下にあった三体の英雄の像の掲げる剣に胸を指され死んで死んで死んで


それから、僕の記憶はプッんと無かった


彼女が彼女が

彼女が彼女が


落ちて落ちて

落ちて落ちて


英雄の像英雄の像

英雄の像英雄の像


死んで死んで死んで死んで死んで

死んで死んで死んで死んで死んで


彼女が死んで

彼女が死んで


あ、あ、あ、


ぽっかりと自分の胸に穴が空いてしまったそんな気がして


あ、あ、あ、あ


ここまで読んでいただきありがとうございます。


面白いと思ったや続きが、気になると思ったら


ブックマークしてもらえると、読みやすくなります。


さらに、☆☆☆☆☆を貰えると作者の励みになります


これにてプロローグ終了

第一章 第六話は来週月曜日19時 予定

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