23話 ヒロインちゃんと第一王子
- 23話 ヒロインちゃんと第一王子 -
私よ、ヒロインちゃんよ
学園に入りあっという間に三年間が過ぎて卒業パーティーの直前
ゲームでは悪役令嬢をこの卒業パーティーで断罪するだけど
その悪役令嬢が不在でヒロインちゃん自身も存在を忘れてましたーてへ
悪役令嬢が絡んで好感度が上がるシーンがあるけどそれがまるっと抜けてしまったため
多少好感度不足しそうな所を媚薬で補ったつもりだけどどうでしょうね
それで、今から卒業パーティーの会場に向かうんだけど、
その時にエスコートしてくれる男性がいるの
それが、第一王子に扮装してた影武者の伯爵家の息子さんです
いやーいつのまにか入れ替わってたらしいよ
私も彼が第一王子様だと思うぐらいの変装だったよ
私が錬金クラブに入って最初に媚薬作った後に入れわかったらしいよ
てか、第一王子様って媚薬知ってたんだ、ミスったなそこは
それで、私が気づかないまま一年たってしまった
彼に媚薬使ってしまったから好感度がかなり高いし
ちょっと王道じゃないけど、彼は時期伯爵の上にイケメンだからこのまま彼とでもいいかなと思ってる
そういえば、彼はゲームに出てないから適当なモブなのかな
夢見すぎると失敗すると
自分の白の魔法の占いでそうでたのでこれでもいいかな
卒業パーティーは普通だったの
特に何かしら気にする事もなかったし、しいて挙げるとしたら
本物の第一王子が誰かを探してるように周囲を見てる気がするの
一体誰を?
もしかして、思い人いたりするの?
つまり、私は負けたのかな
私は私でゴールイン出来たから良いかな
そういえば、忘れてたけど卒業後に魔王軍が発生イベントあったんだ
たしか二年後だっけヒロインちゃんの私も結婚した後に発生する
イベントだから
あんまり詳しく覚えてないのよね
それに魔王軍イベントは戦闘パートばっかりで私苦手だったなー
ーーーー
私は王国の第一王子
偽物の方じゃなくて本物のな
二年生になり聖女が錬金クラブに入るからって言ってなるべく
近くに居なさいと父上から言われてたから私も錬金クラブに入ったが
まさか聖女が媚薬のレシピを知ってるとは、
あれは金術だ
作っては行けないレシピだ
だが聖女はまるで気にしないような感じで作り続ける
私はその時に恐怖を感じた、
それと同時に暖かい感じた
暖かい感じそれは聖女に対してではなくこの錬金クラブの部屋で感じられる誰々何処から
私は必死に探した
そうすると一人の平民の女の子を見ていた
なぜだか、わからないが私は彼女がほしと思った
そうまるで、過去に失った可憐で綺麗だった彼女のような気配の女性のようだった
彼女を見つめてると彼女は見つめてると気づいたかのように何処かに行ってしまった
彼女を追いかけたいと思ったが、媚薬調合してる聖女の側を離れられない
追いかけることは諦めて後日彼女を探すことにした
数日後、彼女は平民みたいだから平民のクラスである四組に向かおうとするも教師に止められて行けなかった
それから数日後、錬金クラブから彼女が居なくなった
彼女だけじゃない、他の平民出身の生徒が次々とクラブから離れていく
教師に確認すると、平民と貴族が同じクラブ活動をしてることが、
おかしいと複数人の伯爵や公爵から指摘があり平民出身の生徒は強制脱退させたらしい
似たような事で四組の男爵家出身の生徒に対して三組に移動させろという話が、
あったらしいが、一クラスの人数バランスが悪くなる為か調整中らしい
その上に平民の受け入れを拒否するように言う貴族も何人かいたようだ
これではますます彼女を見ることが出来ないため、
とある生徒にお願いをしこっそりと彼女を探すも見つからなかった
学園には居るらしいが、全く見つかりもしない
同じクラスの男爵家出身生徒に聞こうとするもなにも知らないと言われた
多分男爵家でも平民と関わっては行けないと言われてるのだろう
他の平民の生徒に聞こうとするも避けられてる見たいで情報も集まらない
もうすぐ卒業の時期なのに全く彼女が見つからない
さここまで読んでいただきありがとうございます。
面白いと思ったや続きが、気になると思ったら
ブックマークしてもらえると、読みやすくなります。
さらに、☆☆☆☆☆を貰えると作者の励みになります
24話は明日投稿予定です