22話 第二王子と商人の息子
- 22話 第二王子と商人の息子 -
俺の名は第二王子だ
王国の王子の次男で継承権第二位
ちぃ、兄上が居なければ俺が王に
まあ、そんなことは置いておいて
兄上が二年生になり俺も兄上がいる学園に入学したんだが、
確か兄上の同級生に白色魔法をもつ聖女らしい女がいるらしい
ピンク色の髪できゃぴきゃぴしてやがる、
まあ、あの女が兄上の腕にくっつく事で兄上のが見せる表情が面白すぎるぜ
あんまりべたべたしてほしくないけどそれを言い出せないなんとも困ってます的な表情
面白すぎるぜ
そういえば、兄上とあの女は確か錬金クラブに入ってたよな
なんで、あの胡散臭い錬金クラブに兄上は、
あの女となるべく一緒に居なければ行けないと父上が言ってたからな
しかたないというはしかたない
それよりもあの女は平民出身じゃないか、
平民の女を王族と結婚させるのは多数からの貴族達から反発がくる
真相の息子のアイツもそれを理解してか、騎士団団長の息子を護衛に置いてるし
それは学園にいる間は多分大丈夫だけどさ
何を考えてるんだ、真相の息子は
真相の息子に確認しに俺は行く
アイツは簡単な事ですよそのまま結婚させれば良いのですと言いやがった
兄上とあの女をくっつけるだと、おまえは兄上を人柱にか
それなら、第二王子のあなたがくっつきますか?と言われたわ
そんなのごめんだ、あんな女とな
そんな事言ってたら魔道運動会の時期になってた
聖女の白色魔法は攻撃の魔法が使えないんだってさ、教師にめっちゃ怒られている
できないものはできないとあの女が言ってるけど、教師はぶちギレてるみたいだな
しゃあない助けてやるか
無事にあの女を助ける事にはできてお礼が言われた
なんとなくお礼言われるのはなんか恥ずかしい気持ちになったが、
なぜなのかは俺には分からなかった
それで、夏休みが始まり俺は城での生活に一時的に戻った
兄上は相変わらずあの女の面倒を見てるよ、まあしかたないが
そんな特に面白味のない夏休みは過ぎ去り、学園で中間テストが始まった
俺の結果は学年では一位、学園総合で六位になった
ーーー
私の名前は商人の息子です
王国直属商会の商人の息子です
最近はさっぱり珍しい商品がなくて目立った活躍は出来ませんでした
父上に言われて私も学園に入ることになりました
いざ学園に入ると聖女がいるではないですか
父上の情報網にもなかったですよ聖女の存在は
たまたま、平民の魔力の色を確認したら白だった事か
そりゃー入らないわ情報が
聖女は平民で色判定なんて学園に入って初めてみたいですし
さて、私はその聖女様とコネを作って置かなければ
聖女様は私たち商人の知らない物を用意できるかも知れませんし
平民出身だからそんなことは無い?
あり得ませんよ、聖女様ですからなんかあると思いますね
そういうことですから、なんとかコネを作ろうと思い約一年位頑張りましたが無理でした
騎士団団長の息子さんが護衛でがっちりガードしてるから無理です
団長の息子さんとは父上の商談の時に会ってる思いましたがね
まるで知らないようにあしらわれましたよ
もちろん、説明してもガンスルーですか
しかたないです、お互いに息子ですから
メインじゃないで記憶に残ってなくてもしかたないです
それにしてもガードが、てか普通に父上の商会のご贔屓にしてる貴族の息子娘さんもガードしてる
聖女様、友達あんまり作れなさそうですね
作れないとコネもあまり利用できなさそうですね
これだと聖女との関わりはメリット無さそうなのでやめておきましょう
そういえば魔道運動会がそろそろある時期ですね
去年もありましたが私のクラスは二組まあまあな成績でいいので特に気にする必要はありません
そういえば、第一王子がなんと錬金クラブに入った見たいですよ
理由は聖女様がらしいですが、どういうことなのか私には分かりかねます
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23話は明日水曜日投稿予定