21話 真相の息子と団長の息子
- 21話 真相の息子と団長の息子 -
私は、王国の真相の息子だ
真相の息子なんだが、
今の私にはそこまで権力はない
話しは変わるが、
私は六歳になり第一王子と共に学園に入学する事になったんだが、
入学初日の魔力の色検査にて白色が見つかったと報告が、
白色だと、それは歴史書によると聖女の魔力と言われてる
まさか、こんなタイミングで聖女が
第一王子は既に聖女と接触を真相の父上にもこの情報が行くはず
そうしたら父上は多分、聖女をなんとしても国の管理下にと言うと思う
わかっております父上
聖女の力はこの王国のために存在する物です
第一王子が既に接触しているのであれば、聖女と婚約してもらえば王国は
なんだと聖女は平民だと、
平民を王族にするなんて過半数の貴族が反対するじゃないか
それに聖女が平民だらけの四組に居ることは国の信用が下がる
直ぐに一組に移動させろ、真相の息子として命令する
ちっ、少し事を荒立てしすぎたか
この件で父上に怒られてしまった。
だが、父上もわかってるはず
聖女を確保して置けば王国は安泰です
多少平民というゴミの血が流れていても聖女の力は、
そのデメリットを凌駕するメリットであることに
くっ、それでも荒立てしすぎと
また怒られてしまった
反省のため、反省室に
反省室に入るのは久しぶりだが、父上今回は何日で出してくれるのでしょうか
早いところ出してもらわないと聖女に何かあっては、そうだアイツに頼もう
しゃくにさわるヤツだが護衛にはうってつけ、
反省室の隠し小棚にたしか道具がよしあった、
これでアイツに連絡して頼もう
ーーーー
俺の名は王国騎士団最強の騎士団団長の息子だ
いつかその最強の騎士団団長親父をぶった押し俺が最強に
おっと、いまはそんな事ではないな
聖女が現れたんだってな真相の息子のアイツが、騒いでいたぜ
所でさ聖女ってなんだよ
ちっ、聖女知らないだけでアイツにマウント取られたぜ
嫌なヤツだが、流石真相の息子だ
俺と違って情報にはつえーよな
俺は戦う事しか出来ねーがまあ、良いだろう
んで、なんだっけ
聖女は平民出身で?
こいつまた俺をバカにしたような目で、平民だからなんだよ
騎士団なんて貴族出身ばっかりだかな平民でもたまにつえーやつ居るんだよ
要するにその聖女もたまにいる例外的なやつだろ
そんで、その聖女をどうするんだ
第一王子と婚約させるだと、めんどくせー
俺は堅苦しいこと嫌いなんだよ
じゃあな、めんどくせーから
あれから数日後にアイツ親に怒られて反省室送りになったんだってさ
そんで、反省室にいるアイツから手紙が来てな
俺が聖女の護衛になれって
シャアないなそれはやってやる
完遂したら、アイツからのマウントに返り討ち出来てスカッとしそうだしな
てかさ、あの聖女はどこに行ったんだよ
探すのだるいから、あんまりあっちこっち行かねーでほしいわ
ん?あれは第一王子か、その横に要るのは聖女か
ちっ、既に聖女は第一王子の事が好きなのかよ
肩にすりすりしてさ、聖女の胸が第一王子の腕に当たってるし
なんだよこの聖女は
アイツの依頼で、聖女を護衛しててたらあっという間に一年たってたぜ
そういえば、アイツいつの間にか学園戻って来てたな、いつぐらいだっけ
そうだ、魔道運動会の時期だ
二年生になってからも参加したけどさあれ苦手なんだよな
俺は魔法苦手でさー
アイツはそこそこ魔法使えるからいいんだけど
そうそう聖女がなんかしんねーけど錬金クラブに入ったらしいぜ
俺は騎士クラブに入ってるから詳しくは知らねーけどさ
護衛の為に同じクラブに入ればいいとアイツが言ってきたけどさ、
騎士クラブに入るのがうちのルールでさ
無理なんだよな
そういうおまえが入れば良かったんだよ
え?
なんだっておまえも家の事情で
はあ、めんどくせーな
そんで、聖女の護衛はどうなったかと言うと第一王子が錬金クラブに入ったんだってさ
なんで、第一王子が?
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