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病める時も、健やかなる時も、 富める時も、貧しき時も……ずっと、永遠に! 私達の愛は永久に♪【最終回】

 10月下旬、秋の紅葉もそろそろ見納めの時期。うっかりしていたら11月になるのですが、この間も色々と思い返せばありました。


 特に印象的だったのは秋の運動会のバトン競争。運動が向いていない私にとってひたすら拷問のような練習ばかりで辛いというよりも苦しさのほうが増すばかり。


 ですが弱音ばかり吐いてはいられません。勝手に休んで、勝手に倒れて……それで後々復帰したあとにサポートしてもらった分に対する恩返しという形で陸上ベテランの梨奈と走りに関してはそれなりに自信があると自慢する由美さんとペアを組んでバトン競争に立ち向かうことにしました。


 ずっこけながらもへたれながらも立ち上がる日々。放課後はクラスメイトほぼ全員が声援を送っていたり、梨奈から走るときに姿勢とか走り方のレクチャーを受けたり、由美さんからは肺活量を鍛えるためのアドバイスをもらったり。


 一人では難しかったことも二人、三人と増えれば増えるほど段々と身体の負担が楽になっていて。


 たまにどらどらさん・静江さん・弾くちゃんとのバンドメンバーで放課後予定が合えば走ってみたり、毎日が充実する一方でどうしても溜まってくる疲れはうーちゃんに甘えてみたりだとか人生とってもハッピーでほんとにこんなに幸せになっても大丈夫かなとか思ってしまいそうでした。


 迎えた運動会では汗まみれの由美さんに渡されたバトンで決死に足掻いて、順番をとにかくキープするように円をぐるりと描くグラウンドの道中うーちゃんのよく響く応援を胸にがむしゃらに走って最後の大鳥も言える梨奈にバトンを渡しました。


 アンカーで陸上部の梨奈がちょっとした劣勢ですらもぐんぐん追い抜いて一位を取る姿は実にお見事。

 バトンを渡した瞬間から恐ろしいほどの脚力を発揮しておられました。

 とんでもなく化け物です。あれだけ追い抜けなかった先頭の選手達を蹴散らしてしまうなんて。


 しかし、同時に思ってしまうのです。私って走る意味あったのかなと。


「るーちゃあああん!!」


「うひゃあ!?」


 入場ゲートから出たと同時に飛び掛かるうーちゃんの熱い抱擁。

 見てる見てる!! お願いだから全校生徒の前でそれやらないで! 

 

「あぁ、頑張ったね! 頑張ったね! よく走りきったね! もう、私感動しちゃって涙止まらないよぉ」

 

 感動するのは大いにけっこうなのですが、そろそろ離れてくださぁぁい。

 特にクラスメイトの皆は間違いなくニヤニヤしています。ねぇ、うーちゃん……私の視線にいい加減気付いてよぉ。


「いやぁ、個人的にはもっと頑張った方がいいんじゃないかと思っているんだけど」


「そんなことはないぜ、ハル。全8クラスの中ではハルの場合は二週目の時点で4位。梨奈の走りをよりよく伸ばすには適正範囲内だった。だから、そう落ち込む必要もないってことだな! あはははっ!」


「はっちゃんが粘ってくれたおかげで私達は勝てたの! そんなわけでこの勝利は八割型はっちゃんにあるようなものだから!」


「それは言い過ぎじゃない?」


「言い過ぎじゃないよ!! ……っていつまで私のはっちゃんに抱きついてんのよ! このぉぉぉ!」


 ふふっ、あのあとの梨奈とうーちゃんの口論は面白おかしかったですね。

 凄い張り合いで全然決着つかなくて最初に二人とも教師に連れていかれそうになった所で慌てて止めにいったのも実に楽しい思いです。

 

 まぁ、この運動会をきっかけに私とうーちゃんは恋人の関係? とか疑われたりしていますが……今は話すべきではないですしょう。

 それと言い触らすのもなにか違うので放置か話題自体逸らしています……が、関係がバレるのいつになることやらって感じです。


「るーちゃん? おーい、るーちゃん!!」


「は、はい!?」


「どうしたの? 頭ぼーっとしちゃって?」


「ちょっと考え事。気にしなくていいよ」


「そう?……むー」


 髪を桜色に染め上げ、毛先一本一本が輝くミディアム。私よりも10歳……あっ、そういえば先月17歳の誕生日を迎えたので厳密には9歳年上の美人さんでした。


 春野陽子さんとの出会いはとっても歪なもの。私が犯罪者の立場で向こうはドラッグストアの店員。


 万引きの犯行を見られて人生終了まっしぐらから逃れるために陽子さんから提案されたお人形ちゃんという曖昧でよく分からないものを受け入れてから人生がガラリと変わって。


 自宅でもキス、デートでもキス。そこからハグもなでなでも加わって次第に私の意識もあの人に完全に奪われて。


 関わっていくうちにどんどん膨れ上がった恋心。6月から10月後半の間、全てが順調とはいかなかったけど。


「るーちゃん、もしかして私が考えもなしに連れ回しているせいで気疲れでも起こしちゃった?」 


「ううん、全然違うよ。うーちゃんと一緒にジェットコースターとかウォータースライダーとかシューティングゲームするのとっても楽しいし、なによりも気疲れとかしていない。どちらかといえば自分は恵まれているんだろうなって思ってるから」


「私も……その、るーちゃんと一緒に遊んでいたら恵まれているだろうなって思っちゃう。なんだか本当に幸せいっぱいでるーちゃんと会うときはいっつもときめいているの」


「うーちゃん……」


 今では障害も綺麗さっぱりなくなって、愛しのうーちゃんを好きなだけ眺められる……それがどんなに嬉しいことか。


 陽子さんからよ~うこさん、そして最後は愛を込めて名付けてみたうーちゃん。


 火山エリア・氷山エリア・海原エリア・アトラクションエリア他数々のエリアが集約されているこのでっかいテーマパークで遊び尽くして。


 それから休憩を兼ねてやってきたお昼過ぎの天気のいいドリンク屋さんのオープンテラス席にて、今日も私はうーちゃんのその綺麗にくるっとなっているまつげとじっと見つめられるだけでドキッとする艶かしい瞳に目を奪われ、ほどよく塗られたファンデーションやルージュ色の唇に魅了されて。

 心を落ち着かせるためにストロー二本で一本というカップルジュースを味わいます。

 

 今日の夜は誕生日に誘ったのにあえなく断られてしまったのでそのリベンジを果たそうと思います。


 まずは私から誘って、その上でエッチをするときに脱がせたくなるように簡単な準備としてグレーのカーディガンと秋用の白のニット。

 それとうーちゃんが誕生日に奮発してくれたであろう雪の紋章のネックレスも添えて。


 ゆるっとふわふわのベージュ色のフレアスカートにそれからもっと興奮してくれるように下着も頑張ってみました。


 こちらはフックだけで簡単に外せるので激しく求められた際にはとても気軽にヤりあえるでしょう。


 下着の色は黒で統一……あぁぁぁ、早く脱ぎたいなぁ。


「しばらくゆったりとした乗り物に乗らない? 午後は気分が落ち着くようなアトラクションを中心に回りたいなぁ」


「いいよ。るーちゃんが行きたいとこならどこでも付いていってあげるよ!」


「カップルジュース飲み終わったらまたエスコートしてね……うーちゃん♪」


「うん! メインイベントが来るまでいっぱい遊ぼっ!」


 ブラもつけてほどよく胸の形が出ている真っ赤なセーターと手で思わずガバッと捲りたくなる真っ黒なロングスカート。


 いつも通り革底の厚いブーツを履き慣らして、うーちゃんはご機嫌がいいのか席から立ち上がります。


 カップルジュースの容器を綺麗に飲み干したあとは会計を済ませて、それからうーちゃんが伸ばしてきた手にがっつり指と指の隙間に入るように絡めて、メリーゴーランドやコーヒーカップをじっくりと楽しんで。


 終盤のコーヒーカップではうーちゃんが回しに回したせいで観覧車に行く前に視界もぐるぐる、足もふらふらになったときは盛大に笑われてしまいました。

 乗り物酔いでしょうか? とにかく、なんか気持ち悪いですぅ。ぐぇぇぇぇ。

  

「ごめんね。また、るーちゃんを苦しめちゃって」


「謝らなくていいよ、うーちゃん。あと頭下げなくてもいいから」


「だって……あれはちょっとテンション舞い上がっていたからとはいえやり過ぎちゃったし」


「そう思うなら、ここがよく見渡せるときに私達だけの特別な仲直りをしようよ」


「仲直り?」


「うん……あれ? もしかして伝わっていない?」


「観覧車に乗ってどうやって仲直りするの?」


 照れてますね。これ、伝わってます……なのに伝わっていないフリをしているのはあえて私を試しているのでしょうか? 

 ふーん、だったら私にも考えがあります。そっちがその気にならとことんやって差し上げましょう。

 

「じゃあ、実際に試してみようか?」


「……う、うん」


 手を絡めて、目の前に広がる大きな観覧車へ。それほど順番は待たずスタッフに見送られながら、ゆっくりと動きながらもやがて観覧車の位置は頂上へ。

 

「目を閉じて」


「は、はい」


 ほんと私にはチョロいよね、うーちゃんは。でも、そんなところがとても魅力的で絶対に失いたくなくて。


 男子も女子も誰一人としてうーちゃんを見ないでほしい。この人は私の恋人。

 そう、一生に一緒決して離れない愛で結ばれているのです。


「うーちゃん、好きだよ……んぅ、んんっ、んふぅ……ちゅる」


「んんっ……んはぁ……んっ……んにゅ……ちゅぱ、れろ」


「んむっ……れろ……んっ、ん、ん……んちゅ」


「んふぅ……んんっ……じゅるるる……んっ……ぁ……はぁ」


「んちゅ、ちゅ、ちゅ……ちゅる……んふぅ……ぷはぁ……うーちゃん、うーちゃん、うーちゃん♡ じゅるるる……れりゅ……れろ……んふぅ」


「んんんんんッ!? んぁ♡ あぁん♡ はぁ……ぁ……るーちゃん、るーちゃん、るーちゃあああん♡」


 まだメインイベントまで時間があるのに、どうにかなっちゃって身体がうずきます。


 観覧車から見下ろせばたちまち一般のお客さんが粒々に見えてしまうほどに。


 そして正面から見渡せばどこまでも遠く、あれだけそびえ立つアトラクションが丸々一望見えてしまうくらいに広くて。


 けれど、私達の愛にそんなことを感じる余裕はありません。夕暮れ時に対面で座っていたにも関わらず今ではすっかり私がうーちゃんの両足の上に乗るようにして襲って。


 狂おしいほどに舌を押し付け、ねちょりねちょりと音を立てようがお構い無く絡ませあって……そろそろまずいかなって思ったところで唇を離す。


 どろっと垂れ下がる愛の結晶。落ちそうになったタイミングで手ですくい取り綺麗に舐めとる。


 それもわざとうーちゃんがどうしようもなく興奮するように仕向けて。


「イベント始まるまでベンチで休もうよ、うーちゃん」


「う、うん」


 分かるようになりました……手を取るように。あの妙にそわそわしていて落ち着かないさまはまだ自分の中で満足していないってことに。


 大丈夫ですよ、うーちゃん。今はじっくり不満を募らせて欲求を溜め込める分だけたくさん溜め込んでください。


 そしたら、私がタイミングよく身体をくねらせてでも誘います。


 多分、これでコロッと堕ちるでしょう。あとは……夜に激しく愛を追い求めて……いやぁぁん♡ 考えるだけで頭が沸騰しちゃいそうだよぉぉ!


 などとうーちゃんお手製の膝枕でぐっすり妄想しながら寝ていると頭をぽんっぽんっと軽く叩かれました。


 上半身だけ起き上がってみるといつの間にやら辺りは真っ暗です。

 アトラクションも幾つか電飾が浮かび上がり、店の照明もチカチカと光っています。


「だいぶ寝込んでしまいましたね」


「すやすや寝てたからねぇ。私もるーちゃんの寝顔見てたらついつい寝ちゃってたよ~」


 あははと笑ううーちゃんのふやけた顔。これまたキスしたくなる表情しないでください!

 公共でも思わずしちゃいそうになるから! 場所わきまえられなくなるからやめてぇぇ!


「…………うーちゃん。時間も時間だし、そろそろ」


「一緒に見よっか。私達だけの特別な席で」


 名残惜しい膝枕にさよならをして全身を軽く伸ばしてから手を繋いで、それから受付で事前に聞いていた特別鑑賞席のチケットを特定の場所で渡して。

 

「うわぁぁ、ほんと凄い!! こんなところから眺められるなんて夢みたい!!」


「お父様には心から感謝したい気分ね。これはきっと人生でも一生ないと思うと余計に感動してきて涙が出ちゃいそう」


「まだナイトショーは始まってもいないですよ? 涙は一旦ハンカチで拭いておいてくださいねぇ」


「そ、そうします」


 肩掛けの赤色のポーチからハンカチを取り出して、涙を拭う。それも私が作ったお手製のハンカチで。

 もう、ほんと……なんだか、自惚れているような気がしますがうーちゃんって私に対してメロメロかもしれません。


「あっ……うーちゃん! うーちゃん!」


「うん? どうしたの? ……!?」


 夜限定のナイトショー。それは広大な海辺のようなエリアにたちまちと彩る花火の数々。


 夏に果たせなかった約束がこれでもと咲き上がり、夜空の下でパラパラと打ち上がる他虹のように点滅する噴水は圧巻の一言。


 全部が全部が魅力的でどれも一つ足りとも見逃せない。けど、本当に一番足りとも見逃してはいけない大切な人が肩を並べてくっつけていて。


 花火に心奪われているうーちゃんの顔を横から覗くだけでも顔が思わず赤くなってしまうほどにとても綺麗なのがもはや罪。

 あぁ、美しい。もう、食べてしまいたいなぁ……衣服剥ぎ取って人の目がだれにも入らない場所でじっくり。


「うわぁぁぁ! すっごぉぉい!」


「ふふっ、ほんと凄いですね」


 最後のフィナーレは花火大会に負けないくらいの打ち上げっぷり。

 特別鑑賞席だけが味わえるとんでもなくどでかい虹色の花火は墓場まで私の想い出に強く刻まれることでしょう。


 さて、感動に包まれるのもそれはそれで大変素晴らしいことですが私にまだ使命が残って……いえ、違いますね。

 これはどちらかというと求めているんです、キス以上の愛を。


「うーちゃん……いいえ、春野陽子さん」


「えっ!? きゅ、急になに!? どうしてフルネームなの!?」


 デートが終わり、そして特別なナイトショーが終わった以上私がすぐにでも移す行動は? 答えは簡単!!


「今日の晩……あなたの家であなたのベッドで抱いてください。私の大事な初めて……貰ってくれませんか?」


「あぁっ、う……そ? ほ、ほんとにいいの?」


「えぇ、構いませんよ。その為に色々と準備してきたんですから」


「私、止まらないよ? そんな言い方されたら本当に本当に勘違いちゃうけど……」


「全身くまなく差し上げます。あなたが満足するまで……ずっと永遠に、ずっと永久に」


 おやおや、泣きながら抱きついてくるなんてどうしようもない人ですね。


 勇気を出しているのにこれで断られたら、ちょっと悲しいどころでは済みませんよ?


 まぁ、もしお断りされたら……私の家に誘い込んで夜這よばいするなりなんなりさせてもらいますけど。

  

「…………あのね」


「はい」


「よ、よろしく。なるべく、その……優しく抱いてあげるから」


「はい!!」


 お誘い成功! なにもかも大成功!! やったね!!


 帰りに記念としてお揃いのキーホルダーを買ってから名残惜しくもテーマパークをあとにして、電車経由でうーちゃんの家に初めて訪れてからはテンションがとにかく舞い上がって。

 リビングにある私の寝顔の写真立てにニヤニヤしながらもそわそわしているうーちゃんに。。


「このまま始めない? シャワーなんて……悠長に待っていられないよ」


「いいの? 汗べったりだけど」


「その分も含めて愛し合おうよ」


 甘い誘惑を添えて。うーちゃんを誘い込むのです……徹底的に余裕を与えないように。

 

「わ、分かった。こっちに来て、るーちゃん!」


「わわわっ!?」


 手を引っ張られて、私は下! うーちゃんは上! この体勢……なんだか飼い主とお人形ちゃんの関係を連想しちゃいそう……ですけど今はもう全部()でしたね。

 これから先に始める私達の関係は恋人。互いにもっともっとその先へキス以上に愛し合うのです。


「んふぅ……んちゅ……じゅるるる」


「んぁ♡ はぁ♡ はぁ♡ いやぁん♡」


「服脱がせるね♪」


「はい、お好きにどうぞ♪」


 ベージュのフレアスカートを腰から下に掛けてするすると剥ぎ取られていき、また口に舌を入れられてから素早く白のニットを脱がされて。

 足のつま先から頭のてっぺんまで綺麗に舌で舐めとりそれから黒色のパンツをパサッと投げ捨てられ、最後に残ったブラジャーに手が伸びていき……そして私は生まれたての裸をまじまじと見られて。

 

 舌をベロリと鳴らすうーちゃん……そんなに私を食べたかったんですね。

 このご様子だとだいぶ溜められていたのでしょうか?


「素敵」


「ふふっ、うーちゃんも脱がしてあげるね」


「うん、脱がして」

 

 衣服を全部剥ぎ取って、裸の前に映る純白のブラジャーと純白のパンツも剥ぎ取って素っ裸になったうーちゃんは誰よりも魅力的です。


「んっ……んふぅ……ちゅ、ちゅ……はぁ、はぁ……直接触ってもいい?」


「いいよ。いっぱい触って……それから優しくしなくてもいいから、激しく抱いて……んはぁ」


 うーちゃんの寝室は私よりも特別に広くて、二人でも充分に寝られそうで愛し合うには丁度いいスペース。

 私の寝室でちゅっちゅっしていたあの光景よりもとにかく激しく情熱的に盛り上がり、身体を重ね合って私もうーちゃんもお互いに体力が尽きた頃には早朝に差し掛かって。

 

 身体の相性は抜群。とんでもなく病み付きになってしまいましした。

 これからうーちゃんからではなく私からも攻めてみようと思います。


 どんどん隙間を埋めるように愛をたくさん与えましょう。


「う~ちゃん♪」


「な~にかな?」


「好き♡ 優しくて、頼りがいがあって私だけに甘えてくるあなたが大好きです♡」


「大好き♡ 健気で頑張り屋さんでとっても可愛くて私だけしか見えていないあなたが好き♡ ずっと愛してるよ♡」


「えへへ」


「んへへ」


 私もニヤついて、うーちゃんもニヤついて。お互いの好きを確認してから濡れたシーツの上でそっと唇を重ねる。

 でも、飽きたらず唇を重ねて……しまいにはがっつり唇を重ねて。

 

 部屋の中で二人きり。誰にも邪魔されないこの空間なら愛し合えます。


 ずっと離さないから、ずっと逃さないから。今日も明日も明後日も明明後日も……たっぷり楽しもうね、うーちゃん♪

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