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勇者などいない世界にて(原本)  作者: 一二三
第一章 二つの世界
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第一章20 邂逅の巻②

「メイア、よくこの世界まで来れたな。まさかメイアも失踪にあったのか? いやいや、この見ただけでもわかる強さは、俺を救出するために鍛錬を積んだんだろ? そして、短期間でこの世界までやってくるに至ったんだ。すごすぎるぜおい」



突然の妹との再会に喜びと驚きを隠すことができず、笑みが溢れるグラン。

世界を跨いで彼を救いにきた。

グランが帰る方法を探している間に、メイアは既に他の世界に行く方法を見つけ出していたのだ。



「あの世界でどんな出会いがあって、何をしてきたのか。ゆっくり話したいところだが、今はやらなきゃいけないことがあるんだ。ちょっと待っててくれな?」



何故かメイアは黙ったままグランの目を見つめたまま立っているが、再会に喜ぶグランにはそのことを全く気にしない。


そして、「よく頑張った」と褒めるため、グランはメイアに近づき頭を撫でようとする。

やっと出会えた、感動の再会。

ずっと一緒にいたい。でも、ラグラスロを追わなければいけない。だから、せめて、メイアに触れたいと、近づく。



しかし次の瞬間、グランの目の前に鋭利な刃が迫っていた。

その刃の先には、武器を、『コルティツァ』をグランに突きつけるメイアの姿がいて、


「まさか、お前、悪を孕んでいるのか?」


とっさの一撃にグランはギリギリで躱すことに成功した。

メイアから溢れ出る殺意を感じ取っていなかったなら確実に死んでいただろう。


しかひ完全に攻撃を回避できたわけではなく、グランの頬を血が走る。

その鋭い刃もグランが知る『コルティツァ』の切れ味ではなく、それよりもさらに研ぎ澄まされていた。



「なんてことだ、馬鹿か俺は! 再会で気を緩めていた。何があろうと、ここまで来てくれたメイアが静かな訳がないだろう! メイアは既に、何者かに……!」



未だ無言の彼女はグランを見下すように睨み、氷の刃を兄に向けている。彼女は明らかに敵意を持っているのだ。



「戦えってか。戦わなくてはならないのか、メイアと!俺は、妹と殺し合いをしなければならないのかッ! いや、俺はメイアを殺さない、俺も死なない! 兄妹で光の世界に帰るんだよ!」



「……ほんとうに、それができると、おもってるの」



「え……?」



「それができるなら、やってよ、おねがいね」



フィーストは言っていた、闇堕ちした人間にも欲があると。

考える力があると。どう殺すかはその人次第だと。


_____悪を孕んでも、「個性」があると。


その個性が、救済を望む願望という形で出てきたのだ。

ふたり揃って故郷に帰りたいという欲を持っている。



「俺は、メイア、お前に怒ったことは一度もないよな」



グランは顔を俯かせたまま、メイアに表情を見せまいと下を向いたまま語り出す。

その声は若干震えていた、泣きたかった。



「だからメイアは勿論、ほとんどの人が知らないはずだ」



否、泣きたかったのではない。

泣きたかったから、声が震えているのではないのだ。



「俺は、鍛錬を積んでここまで来たメイアほど強くないさ。弱いちっぽけな兄だよ」



グランの声が震えて、食いしばるように語る理由は、



「だがな、俺は、お前より強いんだぜ」



突然、爆裂するようなほとばしるオーラの濁流がグランを包み込む。それは、グラン自身の力。

グランが纏った、力の爆発だ。



「俺は……怒ると怖いんだぜ」



顔を、怒りに満ちた顔面を上げメイアを睨む。

理由は、怒っていたからだった。


グランには、怒ると力が暴発するという難点があった。

だから、これまでの人生で本気で怒ることを堪えてきた。

堪えて堪えて、両親の喪失への怒りも堪えて、今まで耐え抜いてきたのだ。



でも、今回は耐えられなかった。

メイアをここまで追いやった存在に、兄妹に苦難を強いた存在に、助けを乞うだけのメイアに、妹を守れない貧弱な自分自身に、憤慨してしまった。


力が暴発して制御できなくなると思ったから顔を伏せ、なんとか堪えようとしたのに、無理だった。



だがその蓄積が解法された今、彼はとても冷静だった。

グランは自分でも驚いている。


怒りの力を、グランは初めて制御できているのだから。


荒れ狂う膨大なオーラを制御して、純粋な力として身に纏うことができている。

この憤怒を通してグランは、格段に強くなり成長したのだ。



「そうか、俺。俺はこの力でメイアを救えばいいんだな」


未だ虚な目でグランを見つめる彼女に敵意を向けて、言う。


「そう簡単に、お前は闇に呑まれるような奴じゃないだろ」


「_____ッ!! 」



一瞬だったが、メイアはグランへの敵意を解除した。

だが、それで良かった。まだ、救いはあると確信できた。



「今からお前を攻撃するが、いいな? ゆめゆめ、負けてくれるなよ」



そう言うと、グランは地を思いっきり蹴り前進し始めた。

あっという間に2人の距離は縮まり、攻撃の射程内に入る。


そして纏ったオーラを足に集中させ、メイアの腹部に狙いを定め蹴りを入れる。

メイアはすかさず氷槍で防御するも、力の濁流に堪えきれず氷槍は粉々に砕け散り、メイアは強い衝撃に吹き飛ばされていく。

フィールドは森だ。故に木を2本なぎ倒しながら吹き飛んでゆき、3本目の木に激突するとようやく勢いが止まった。


木々を薙ぎ払ったことで木片や葉っぱ、砂埃などが舞い散りメイアの様子がまだ見えない。


「まだまだメイアなら、戦えるはずだがな」


でも、油断は禁物だ。

メイアならまだできると、グランは彼女を過大評価しすぎている。しかし、


「『コルティツァ』だいにけいたい、いや、だいさんけいたい『ひょうがをうがつなぎなた』」


再び氷の武器を創造して立ちがった彼女が土埃の中から姿を現す。しかもその氷の薙刀、第三形態とやらはグランの知らない新たな武器で。


「さすがは俺の自慢の妹だな ♪♪ でも……」


カッと目を見開いたれば、覚醒したグランの力が、魔力が更に高まり煌々と威厳が放たれる。

威風堂々、その力に土は捲れ大地が微動し、木の葉はざわつき始める。風がさっとぞ吹き荒れると、小さく誦んずる。


「『オリヘプタ』」


7つの水晶体が顕現し、その水晶間を魔力の光線が反射し、歪な7つの角をもつ図形を描くように線が行き来する。



「今までこの光線は攻撃する為のものだと思ってたが、どうも格好悪いし威力も対して無いんでな、使い所に困ってたんだよ。でも、今ならこれを応用出来るかもしれなくてね」



行き来する光線がメイアを囲うと案の定メイアはその包囲から脱出しようとしたが、それは呆気なく失敗に終わった。

図形を描くように行き来していた光線を辺として、突如そこに面ができたのだ。

7つの角を持つ歪な形の立体図形が空気中に作図された。


「この魔法の使い方は、攻撃するんじゃなく壁をつくることだったって訳か。まあ、一瞬の時間稼ぎにしかならんだろうがな」


グランの言葉通り、メイアが薙刀を振り回すとすぐに魔法はガラスのように割れてしまい効力を失う。

そしてすぐにメイアはグランそっちのけに振り向くと、背後から飛んできていた弧を描く煌く刃を薙刀で振り落とそうとする。


「それは『宵の聖弧』っていうやつでな、俺の武器も進化してるんだよ、凄いだろ♪ ってか、良く背後から飛んでくる武器に気づいたな」



メイアが水晶体の中で武器を振り回している間にこっそりブーメランのように弧を投げていたのだが、まさか気付かれるとは思っても見なかった。

氷の薙刀と月の刃の力差は互角で、グランから見れば隙だらけそのものだ。



「じゃあ、攻撃するきゃないだろ!なぁ?! 」



グランが背後から攻撃してくることに気付き、メイアはなんとか飛来物を弾き返し背後の攻撃に対応しようとするが、


「……ッ!! 」


「もう遅いぜ!」


回し蹴りによる横からの攻撃で、ハンマーを振りかぶって全てを粉砕するような衝撃がメイアを襲う。

いや、それはまさにハンマーだったらしく、パキッと何かが粉砕したような感覚があった。


骨を砕いたとかそういう類の、物理的な意味でなくて。

メイアを覆う絶望という硝子に(ひび)が入ったのだ。


とんでもない威力の攻撃がそうしたのか、或いは何か別の要因があったのか。

何にしろ、メイアを救う希望が見えてきたかも知れない。



グランの初撃の時と同じくメイアは木々を巻き込みながら水平に飛んでいったが、これ以上やると妹の生死に関わる気がするのでこれ以上は攻撃したくない。

かと言って爆発するオーラを解除してしまえば、まだ彼女が戦う意志を失っていなかった時に自分自身を守りきれない。



「お願いだ、メイア。一緒に、故郷へ帰ろう。お前を襲う闇は自らの意思で振り払うしかない! 強い意志を、ここへ来た真の目的を、思い出せ!」


「わたしは、メイア・スマクラフティー」



土埃の中から聞こえてくる少女の声。

それは先程までとは違う、無我の中にいる、何の意味も持たない暗い声ではなかった。

ほんの少しではあるが、変化が生じている。



「わたしは、ワタシは、わた……」


「わたしは、なんだ?言ってみろメイア!」


「わたしは……私は、貴方を、お、お兄、ちゃんを……助ける為に、ここへ来た?」


「そうだな、メイアが言うならそうなんだろう。じゃあメイアは今、俺をどうしようとしていた?」


「……殺そうと、して、いたの? 私が? なん、で……」



メイアが頭を押さえて座り込む。

彼女の顔は苦しんでいるようだった。

顰めっ面をして、自分自身と戦っているようだった。



「ぐぁァァッ!あ、あぁ……ゔぅぁああっ! これは、何?!」


「お、おい。頭が、痛いのか? これは、大丈夫なのか? でも俺にできることは……」


「だ、いじょう……ゔぅ……ぶだよ、待ってて……」



頭を抱えて喘ぎ苦しむ姿を見てられない。目を逸らして目の前の現実を目視したくない。妹が苦しむ姿を何もせずに突っ立ってるなんてできない。嫌だ嫌だ嫌だ、弱い俺が嫌だ。

無力な俺が嫌だ。散々全力で蹴り飛ばしておいて、相手が痛みに叫んでいるのを見ると日和るなんて、どうかしてる。

涙が出そうだ、いや出せ、弱さを曝け出してしまえ、いや駄目だ、俺は苦しくないのに、妹ですら泣いてないのに、俺がするなど烏滸がましい、いかれてる、耐えろ耐えろ耐えろ。

待ってろと妹は言った。言われずとも待つしかできない。

何かしなきゃと考えるだけで、何かできる訳じゃないのに。

こんなとき、皆はどうするのだろう。ダルジェン、グリム、エスティア、ハバキリ、ルーシャ、他にもたくさん。皆ならすぐに駆け寄って声を掛けるだろうか。でも、俺は足がすくんで震えて石化しちまってるんだ。いや、違うだろグラン。

グラナード・スマクラフティーという人間が、妹を救うのに何故他人と比較しているんだ。どうするかは自分で決めるべきじゃないのか。決めろ。何をする。今、すぐに、行けよ。



「ああ、メイア。俺はいつまでも待っているぞ。 こうやって、お前が落ち着くのを待っている」



震える足を無理やり動かし、ロボットのようにカクカクとメイアに近づくと、頭を抱えて喘ぎ続けるメイアをそっと抱きしめた。

グランはいつも、メイアが泣いたときや体調が悪いときはいつも、優しく抱きしめ背中をさすり落ち着かせていたのだ。

だから、グランが選んだ道は待つことだった。

ただし、ただ待つだけじゃなく、兄妹だからこそできるいつもの落ち着かせ方を用いて。



()れた()達の間で結ばれたのは、強い絆。

絆が悪を討ち破る話は光の世界に幾らでも存在するが、べつにそれはお伽話じゃない。

魔法がある世界に、非現実を求めてもそう易々と得られるものではない。


つまり、絆の力が悪を払うというのは至って現実的。

魔法が使えるように、絆にも力があって然り。



この、スマクラフティー兄妹の絆を嘲ってはいけないのだ。



「もう、大丈夫そう、か?」


「はぁ……はぁ……も、もう、頭痛は治まった、かな」


「それで、メイアはこれからどうするつもりだ?」



その質問には、メイアが未だ敵であるか否かを問う意図が言外に含まれていた。

グランの敵として行動するのか、味方として行動するのか。


その質問に対する彼女の答えは勿論、


「あな……いや、お兄ちゃんと()()()戦うよ」


グランと戦うのではなくグランと共に戦うと答えてみせた。



=================




グランが怒り覚醒する、ほんの少し前のこと。


闇の世界の大きなお城の屋上にて、巨大な楕円形のテーブルを囲うように何人もの()()()が座って議論を繰り広げていた。

そして、彼らをまとめ上げるトップとは、


「今宵、我らは今回の()()()の対処について話し合わねばならぬ」


「ラグラスロ様。我々が取り逃したメイアと言う小戦士ですが、あの者とその兄の被験体を戦わせるというのは如何でしょうかな」



黒龍ラグラスロ。彼がこの地に皆を集めた首謀者であり、失踪の黒幕である。

そう、この城に集まった多くの者らは皆、悪だ。



「ケッ!またあいつと戦えると思ったんだがよォ、まさかフィーの野郎が串刺しにしてくれやがッたからなァ」


「ごめんって、カラピア。あそこを監視してる立場として、侵入者は排除しないといけないだろ?」



そこにはフィーストを始め、光の世界でメイアとナハトと交戦したゴースとカラピアの姿もある。

他にもまだまだ公の場には現れていない敵はいて、


「カラピアも残念だったねぇ。私はあんな弱そうな小娘なんてどうでもいいんだけど、それに負けそうになっちゃったんだろぅ?弁解の機会が回ってこなくて可哀想だわさねぇ」


「あァッ?! こんの老ぼれババァ、オメェも戦ってみりゃわかるぜ!あの餓鬼はマジになると手に負えねェ。あいつァ、闇サイドになってから力を隠していやがッからなッ!」


「それでもいいんじゃない? ボクはあの子が仕事してくれるなら何でもいいよ。ボクははやく暴れたくてこの左手が疼いているんだよ!」


「Grrryyyyydge!! 」


「みんな興奮してんな。いやわかるぜ? 50年ぶり、久々の強敵の出現となりゃ滾ってくるよなぁ! でよぉ、ラグラスロ様。今後俺らはどうすればいいんだ?」



露出の多い長髪の女性、左手を包帯で隠す子供、鎖に巻かれた狂人、背中に大きな爪痕の残るコワモテの男。

全部で7人の元失踪者が今、ラグラスロの支配下で暗躍を計画しているのだ。



「グラナードという男とミステルーシャという女が今回の標的だが、遂に、我々は他世界への侵攻を始めようと思う」


「お、おい、大丈夫なのかよ? ラグラスロ様合わせて9つしか戦力がないんだぜ? いや、侵攻できるのは嬉しいけどよ」


「心配せずともよい。汝らが今回侵攻するのは、被験体の元いた世界だ。そして途中から被験体も参戦させれば、戦力は11になる」


「なるほどねぇ。 で、被験体は誰が殺すのさ」


「それは_______ 」



ラグラスロが喋ろうとした時だった。

どこか近いところから、莫大な力の奔流が波動となって空間を伝ってきた。

その力に一瞬皆が身震いするが、ただそれは恐れをなした訳ではなく、突然のことに驚いただけだ。

その中でも一番に反応したのはフィーストだった。


「どうやら、ラグラスロの予想は当たったようだね♪♪」


「どーゆーことだァ? こんなやべェ気迫が予想通りィ?」


「この力、おそらく件のグラナードっていう失踪者の力だ。へぇ、あいつ、こんなに強くなったのかぁ」


「確かに凄い力だね。これはボクも震えちゃう!」


「Grrruaassh !! 」



屋上に集まった者それぞれがそれぞれの反応を見せる。

冷静なままの者、興奮する者、笑顔を浮かべる者、驚きのあまり固まる者、それぞれだ。

そして、力の波が押し寄せてからずっと目を瞑って黙っていたラグラスロが遂に口を開く。



「我は、グラナードが我のことを疑ってここまで来るのではないかと予想していたのだ」


「それで? この爆発的な力の波動と何か関係があるっていうのかい?」


「フィーストが殺めたメイアを丁度、我があの森の方へ派遣させていただろう」


「つまり、失踪者とその妹が出会って、力が暴発したと?」


「まあ、そんなところだろうね。つまり、さっきゴースが提案した兄妹対決が今実現したって訳」


「なるほど……」



全員が気配の溢れ出る森の方を見て、改めてその強大さを確認する。

皆、割と平気な顔して話してはいるが、実際のところはその気迫に圧倒されつつもあった。

ただ、その状況を楽しんでいる人物もまたいるのだ。


「ねぇ、僕、ちょっと2人の戦いを拝見してくるよ。ラグラスロ、勝手に議論進めちゃってていいよ〜」


「おいおい、やっぱお前勇気あんなぁ〜。俺は近寄りたくねぇぜおい。でも、うーん、やっぱでめ楽しそうだな。後でどんな感じだったか聞かせろよ」


「んじゃ、また会おーねー♪♪ 」



そう言うとすぐさまフィーストは屋上から飛び出して森へ向かって行った。

槍から光線を出すことで推進力をつけて加速し、あっという間に遠ざかってゆく。


暗躍者内随一の気分屋が嵐を引き起こそうとしている。




=================




1日前、グランが拠点を去った後ルーシャが何をしていたのかというと……



「この奥に、奇鬼忌琴で演奏するための弓があるのよね」


深い地下の遺跡の、一本道を独りで歩き続けていた。

本当に何もない、守り手もいない、ただの一本道。

それもそうだ、この地下を見つけること自体が困難と言ってもいいのだから。

敢えて守り手があるとするならば、それはこの地下への入り口を創った者の知恵だろう。


あのとき、デアヒメルに教えてもらった弓の在処は……



『そして、それがあるのは_______ここだ』


『ここって……拠点ってことですか? でもここ、何もないただの崩れかけの建物ですよ』


『いいや、確かにここにある。吾が今座っているこの玉座の下にな』


『この玉座の裏にある仕掛けを作動させれば、道は開ける』



まさかおんぼろ拠点にそんな秘密があるなんて誰も想像できないだろう。

もしかしたらラグラスロですら気付いていないまである。

この入り口の存在を知っているのはデアヒメルだけということになる。



「必要なものは割とすぐ近くにあるんだね」



この奥にある弓が手に入れば、ルーシャも戦闘に参加できる。早く地上に戻ってグランに自慢でもしようだとか考え、早歩きで進んでいく。







再会する者、暗躍する者、遺跡を歩く者。

3つの地点で、未来の結末に影響してくる新たな局面へ突入していた。


歯車はもう、壊れるまで止まらない。

誤字脱字誤字脱字多いなぁ!と思いながら読んでください。何度でもいいます。読者の皆様も、私の残した誤字脱字と戦いながら読んでくださいね!(今更)



ところで、グラン弱くね?とか皆さん思ってませんでしたか?作者個人としては、グラン弱くねって思いながらずっと執筆してました、はい。

やっと強くすることができて嬉しいです、嬉しい。

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