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元コソ泥と貴族令嬢  作者: コンソメ
2/3

2話

二回目投稿

難しい

 彼女は店内を一通り見回すと、彼の隣のカウンター席に座り、護衛と思われる二人は少し離れて後ろに立った。


見たところ十代中頃。そんな少女がこの店に何の用だろうか……


 などと考えながら彼女を見ていると、彼女は普通にメニューを頼み、更には話しかけてきた。

 「この店はよくくるの?」

「えっ、 ああ」

突然質問されて驚いた。

 「ごめんなさい。この店にこの時間に客がいるのはあまり見ないから。」

彼女がにこやかに微笑みながらそう話しかけてくる。

  「私はアリア。この店の料理が美味しいからたまにくるの。貴方のお名前は?」

「レイ」

と答えた。だが彼の立場上もちろん偽名だ。

「レイさんか。いい名前ね」

と笑いかけてくる。

そんな彼女に対して彼は

 「あんたはそんな軽々しく名前言っていいのか?どう見てもあんた、上流階級の人間だろ?」

 と返す。すると、後ろでひかえていた護衛から睨まれたので流石に失礼だったかとおもったが、彼女は

「名前くらいいいじゃない。堅苦しすぎるのは嫌いなの」

と答えた。


 その後も話していると、だんだん彼女についてわかってくる。

とても接しやすく明るい人間だった。

他愛もない雑談をして盛り上がった。

彼にとっては楽しいひと時だった。



 食べ終わって店を出ようとすると、

「また会えたらいいわね」

と言われた。

彼女の声、言葉はなぜかとても印象に残った。


 4日後、彼はまた、ある屋敷に忍びこもうとしていた。十一件目ということもあり、いつもより大きな家を狙った。

 慎重に屋敷に入る。屋敷の中は夜ということもあり薄暗かったが、屋敷の下調べなど大してできるはずもないため、彼はいつも通り侵入ルートだけ決めて、あとは初見で進んでいく。

持ち物もライト一つのみ。

 屋敷に入るとすぐに左側にあるにある階段が目についた。直感で進んでいく。しかし階段を登ったところで彼に後ろから光があたる。

 すぐに警備だと分かった。

「おい、誰だ」

警備が声をかけてくる。

 彼は少し振り向き、警備が近寄ってきたところで一瞬にして反転、警備は懐からなにか取り出そうとするが、彼のほうが速い。警備のみぞおちに肘を入れた。

改行とかを失敗した

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