1話
初投稿で文法すら不安。
十年前、二百年の歴史を持つ帝国が滅亡した。
かつて栄華を極めた大国だったが前皇帝の死去により息子があとを継いだことで国は変わった。
穏やかで国民、臣下の意見をよく聞いた前皇帝に対して新皇帝は国民の意見も聞かず諸外国との戦争にあけくれた。戦争による重税、兵役で国民の七割を占める平民はその日の食事にすら困る程だった。
都の治安は日に日に悪くなっていく。そして積もり積もった国民の不満は国に反感を持つ下流、中流貴族の家の主を将とした武装蜂起という形で爆発した。これに対し慌てた帝国側は軍を出動させ攻撃を防いでいたが「帝国最強」と呼ばれた将軍の死により帝国軍は総崩れ。皇帝は逃亡、王妃は自殺し、帝国軍の将兵は多くが戦死したことで帝国側は降伏、戦いは終結し新しい国ができた。
新しい国は、都を元の都から森を挟んだ平野に移し、先の革命の功労者を国のリーダーとして、諸外国との交友関係を築きたった十年で帝国最盛期をもこえる発展を遂げた。
新しい国では新しい都を「新都」とし、整備された法のもと人々が平和に暮らしていた。
一方で帝国軍についた多くの者は新都へ移ることができず、帝国の都の跡地「廃都」で貧しく暮らすことになった。
廃都は現在スラムと化しており、帝国時代に皇帝についた貴族は、ほとんどが地位や権力を奪われ現在廃都に住んでいる。また孤児や捨て子、浮浪者、自殺志願者などが足を踏み入れる場所でもあり、一言で言うなら無法地帯である。それ故、廃都出身だったり廃都に住んでいたりすると、差別の対象になり、まともな職につくこともできない。
深夜、警備のサイレンが鳴り響く。
屋敷の長い廊下を一人の青年が走り抜けていく。廊下の先では先回りした警備が二人待ち構えている。しかし彼は止まらない。警備が取り抑えようと構える。その瞬間彼は更にスピードを上げて一人に体当たり。残るもう一人を躱して走り抜け、屋敷の窓から飛び降りて逃げ去った。
朝、大通りで、「号外、号外。また奴が出たぞ」
と新聞を売る声がする。
すぐに人が集まってくる。
新聞の見出しは
【またもや奴 これで被害十件目】
そしてその様子を見ながら不敵な笑みを浮かべて歩いている一人の男がいた。
昼すぎ、大通りから離れた少しさびれた料理店へ彼は入っていった。今、この店に彼以外の客はいない。この店は人があまり来ず静かだが料理は美味い。静かを好む彼にとってはいわゆる穴場というやつである。
カウンターに座りランチを食べていると、この店にはおおよそ似つかわしくない金髪のショートヘアーで身なりの良い少女が黒い服を着た大柄な男と長い黒髪の小柄な女を連れて入ってきた。
難しい。