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異世界(2)

「大丈夫? 兵隊さん? 一体、何が起きてるの?」

 傷だらけの騎兵にチャーリィが駆け寄った。

「判りません……王都のあちこちで、魔界との『門』が開き……そこから現われた無数の魔物同士が……争いを始めたのです。そして、魔物同士の戦いに巻き込まれて、王都の人々が……」

「そ……そんな……まさか……俺達が……魔王を……『魔王の中の魔王』を倒してしまったせいで……こんな事が?」

 ボンッ‼

 俺の足下に、何かが落ちた。

 それが何なのかを認識するまでの時間……そして、足下に転がっているのが、チャーリィの首だと判った後に頭が真っ白になってしまった時間……ほんの十数秒だったが、そいつにとっては十分な隙だったのだろう。

「うわぁぁぁぁぁッ‼」

 俺は絶叫をあげた。チャーリィの死のせいだけではなく、右腕に感じた激痛のせいで。騎兵の片手が延びていた。そして、その延びた手の握られているのは……。

 グリフォン騎兵は、チャーリィの首無し死体と、側に居たグリフォン、そして、無理矢理もぎ取った俺の右腕を取り込み、別の姿へと変っていく。

「ソウダ……全テ貴様ノセイダ……。貴様ガ○×△□様ヲ倒シタセイデ……我々ハ……他ノ『魔王』ノ軍勢ニ狩ラレル事ニナッタ」

 グリフォン騎兵に取り憑いていたか擬態していた魔物は、叫び声をあげた……。

 何度も聞いた事の有る叫び声。人間の魔法使いにとっての「呪文」に相当するものだ。

「我ハ、○×△□様配下ノ6大魔将軍最後ノ1人◎▽∴◇。死ヌ前ニ、セメテ、主君ノ仇ヲ討タセテモラウ‼」

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