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天才だった自分に出来ること  作者: 海純/六郎
第一章 小学生編
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7.5.男子生徒

 算数の時間、進一へ嫉妬の目を向けている男子生徒が1人。

 彼の名は、木下 竹男(きのした たけお)、進一が学校に来なかった間、クラスで1番頭が良く、周りより体が大きく、力も強くてクラスの中でも中心の人物だった。

 彼は、何でも1番に、人よりできる自分に酔うのが好きだった。

 そんな彼は、今まで自分より下に見ていた不登校生が、自分より注目を集めているのが許せなかった。


 ━━俺より目立つなんて絶対に許せねぇ3年になったばっかで来なくなったくせに


 彼は心のなかでずっと自分の優位性を保とうと言い訳を、進一の悪いところを考え始めた。

 それを算数の時間、約45分の間考え続けた。

 その結果彼は一種の自己暗示にかかり進一を悪と決めつけた。


 ━━あいつは、悪いやつだ。俺のクラスから追い出さないと


 そんな事を考えていると算数の時間が終わりいつも彼の周りにいる取り巻き達が集まってきた。

 取り巻きは全部で3人。

 彼は3人の事を金、銀、銅、と呼んでいた。

 彼は取り巻きの金銀銅を見ていると1つの画期的なアイデアを思いついた。


 ━━そうだ、まずあいつに人を近づかせずに1人にしてやればいい。そうすればまた不登校にならなくても俺の下につかせれば俺のが上になる


 彼はニヤリと悪どい笑顔をして、進一の近くにいるターゲットの方を向いた。

 その後、彼は取り巻き達に馴れた動きで指示を出した。


 しかし、この一連の出来事を進一に気づかれていた事を彼はまだ知らない。

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