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天才だった自分に出来ること  作者: 海純/六郎
第一章 小学生編
26/56

23.歩く

 久しぶりに運動するな。

 俺は両手を上にあげ背筋をぐっと伸ばした。

 今は、2つ目のチェックポイントから出発して少したったあたり。

 班員を見ると、皆疲れが出てきて足取りが遅くなっている。

 竹男はさっきから汗が結構出ていてタオルを離していない。

 俺はまだ余裕があった。


「進一、お前凄いな、余裕そうじゃん」


 雄大が俺の隣に来て息を軽く切らしながら言う。


「まぁ、体力はあるから……」


 俺は言う。

 雄大は「そうか」と言い少し足取りが早くなった。

 俺に負けられないと思ったのか

 雄大の口角は少し上がっていた。

 俺はそれぞれの班員の方に駆け足で巡っていく。


「頑張れ、次のチェックポイントもうすぐだから」


 竹男に言うと、「おう」と笑顔で言われた。

 白井理沙は、「大丈夫よ」と余裕な表情だった。

 心は、「頑張る~」と少し涙目になりながら言っていたから雄大にサポートしてやれと言っといた。


「御堂君、よくチェックポイントもうすぐってわかったね」


 弥生が俺に向かっていってきた。

 俺はニコッと笑って、答える。


「さっき1回見たから、それで覚えた」


 弥生は驚いた表情していた。

 それでも班長として、しっかりとしようとしていた。


「あんまり、無理すんなよリラックスして登ろう、楽しもうぜ」


 俺は弥生に向かって言った。

 弥生は「うん」と首を縦にふった。

 その後俺は、詩織の方に向かう。

 詩織は、


「大丈夫だよ、まだ行ける」


 笑顔で言う。

 無理している様子はなかった。

 俺はそれぞれを回った後に、心の方を見る。

 雄大と話ながら楽しんで登っていて大丈夫だなと思った。

 しばらくして、3個目のチェックポイントについた。

 そこにはベンチがあり、皆座って休む。


「水分補給しっかりしとけよ」


 チェックポイントにいた男の先生が言った。

 皆汗を拭きながら水分補給をしていた。

 俺は皆が休んでいるところから少し外れて景色を見る。

 緑が広がり、凄く落ち着く空間があった。

 俺はそこでしばらく見た後、皆と同じでベンチに座る。

 俺も意外と疲れていたようで、座ったときに力が抜けた。


「もう歩けない~、ムリー、動きたくない」


 心が言う。

 それを聞いて、雄大が、


「後チェックポイント1つで頂上だろ頑張ろう」


 と言っていて凄く微笑ましかった。

 そんなやり取りをしている雄大と違って、竹男は、ふぅと下を向いて完全に疲れきっていた。

 そこで休んだ後、弥生が


「皆、そろそろ出発しよ」


 と、言った。

 皆足取りはそこまで早くないが歩き出した。

 俺は、出来るだけ皆に会わせながら歩いた。

 3個目のチェックポイントにつく前に比べて、皆凄く楽しんでいた。

 俺はふぅと息を吐きながら、周りの景色を楽しんだ。

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