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天才だった自分に出来ること  作者: 海純/六郎
第一章 小学生編
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15.質問

 俺はいつも通り頬杖をつきながら、どう雄大を助けるか考えていた。

 竹男の性格だから止めろといっても止めず更に悪化させるだけだ。

 などと考えながら過ごしていた。


「御堂君、ちょっといい?」


 弥生が話しかけてきた。

 俺は弥生のほうに向き直り弥生に向かって、


「どうしたんだ」


 と、俺は言った。

 弥生はえーっと、と少し照れながら言った。


「図書室の場所まで案内してもらっていい?」


 俺は、一瞬え、と混乱した。

 そんな俺を見て弥生が続けて言った。


「あの、心ちゃんは今日休みだし、詩織ちゃんは何処か行っちゃっていないし、他の人に言うのは、恥ずかしくてだからお願い」


 と、手を合わせながらお願いされた。

 俺は今なにも思い付かないからいいかと思い、弥生と図書室まで向かう。


「御堂君って、授業あんまり集中してないよね」


「あ、うん」


 急に質問されて、ぎこちない返事が出た。

 弥生は「えっと、あのね」といって質問は続けてきた。


「いや、それでも御堂君先生に指されてもすぐ答えちゃうから、凄いなと思って、どんな勉強方法してるの」


「えっとこんなこと言うのは、失礼かもだけど、俺勉強してないよ。ちょっと暇潰しに教科書を軽く見るぐらい」


 嘘偽りなく言った。

 俺の返答を聞いた、弥生が驚いた表情をしている。

 そのあと弥生は好奇心のこもった目で俺を見てきた。

 そんな弥生の表情が可愛いと思ったが言わないでおく。

 そんな他愛のない会話をしていると図書室についた。


「あ、ありがとう」


「いや、全然またなにか困ったらいって」


「うん」


 と、言って俺は1人で教室へ戻った。

 教室に戻ると雄大の本の中に謎の紙を入れる竹男を見つけた。

 俺は急いで雄大を助ける方法を考えた。

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