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天才だった自分に出来ること  作者: 海純/六郎
第一章 小学生編
15/56

13.裏

今回は、暴力描写があります。

あらかじめご了承下さい。


 雄大は誰にも聞こえないようにため息をついた。

 何故なら、あの竹男と同じクラスになってしまったからだ。

 雄大は進一の方をチラッと1回見た後、バックから本を出した。

 本を読もうと開いた、その時誰かに背中を捕まれた。


「雄大く~んちょっといい」


 聞き覚えのある声。

 雄大の足が軽く震える。

 後ろを振り替える。

 雄大の後ろにいたのは、竹男だった。

 雄大は拳を強く握り怒りを押さえ、こっちへ来いとジェスチャーしてくる竹男の方に向かった。

 竹男の後をついていくと、体育館の裏についた。

 着くと同時に竹男の拳が雄大の腹部に入った。

 あまりの急な出来事で雄大は混乱しながら腹を押さえた。

 すると横から竹男の取り巻き3人が出て来て、竹男の指示で雄大は袋叩きにされた。

 雄大は抵抗できずただその時間に耐えた。


「雄大君、約束は守ってくれるよね、僕は正義だから」


 竹男はおかしな言葉を口走っているが、雄大には理解しようとするほど頭は働かなかった。

 雄大は蹲ったまま、動けずにいる。

 竹男の取り巻きのパンチやキックは収まる気配がなかった。

 雄大の目からは涙が出ていた。


「ハハハ※%○○☆☆△%○」


 竹男達のひどく不快な笑い声が聞こえた。

 進級して早々これかとため息を軽くした。

 そんな雄大は誰かに見られている気がしたが探す余裕はなくそのままにした。

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