表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才だった自分に出来ること  作者: 海純/六郎
第一章 小学生編
10/56

8.女子生徒

 私は、彼の名前が思い出せない。

 私の名は、出雲弥生(いずもやよい) このクラスに少し前に転校してきました。

 私は、少し不思議に思っています。

 私は、つい先日、転校してきたばかりですが見知らぬ男子生徒(進一)、が居ることを不思議に思っています。

 私は、記憶力には自信があり、転校初日にクラス全員の名前を覚えたはずです、1人残らず。

 しかし何度彼のほうを見ても名前が出てこないんです。


 ━━私、クラスの人名前は全部覚えているよね?あれ、彼の名前が出てこない。


 そんなことを私が考えていると最近仲良くなった、多野 心(たの こころ)ちゃんが話しかけてきた。


「弥生ちゃん、ボーッとしてどうしたの」


「え、えっと彼処の席にいる彼の名前が出てこなくて……」


「あーー、御堂進一ね、普段学校に来ないよあの人だから多分初めましてじゃない、挨拶しに行く?ここは彼のこと苦手かな」


 と、心ちゃんが凄い勢いで私の質問に答えを返してくれた。


 ━━結構な情報量だった気がするけど……


「一応、クラスメイトだし挨拶した方がいいかな?どう思う心ちゃん」


「迷うなら行こ、ここ考えるの苦手だから」


 へへっと、笑いながらどや顔する心ちゃんと一緒に御堂君の席のほうへ向かう。

 私は少し人見知りな所があるから御堂君の席に近づく度に緊張した。

 緊張のせいか少し歩くのが遅くなった私をおいて心ちゃんは、もう御堂君の席のほうにいって、御堂君と話していた三嶋君と楽しそうに話していた。


「弥生ちゃん、こっちこっち」


 と、心ちゃんに手招きされたので、あまり待たせられないと思い少し小走りで心ちゃんのいる御堂君の席のほうへ向かった。

 席の近くにいくと御堂君にお辞儀されたので私もお辞儀を返した。


「進一、この子が弥生ちゃんだよ」


 私は、心ちゃんに紹介されたのでしっかりと自己紹介をする。


「出雲弥生です。先日転校してきたばかりです、これからよろしくお願いします」


「こちらこそよろしくお願いします。弥生さん。えっと俺は御堂進一です。呼び方は、進一でも御堂でも構いません」


 と、御堂君は返してくれた。

 私の自己紹介にこんなにちゃんと返してくれたのは初めてだったので少し感動したりした。

 その後に後ろから声が聞こえた。


「三嶋君ちょっと来てもらってもいい」


 木下君が近づいてきた。

 三嶋君は、両手合わせて、私達に「ちょっと行ってくる」と言って早足で木下君のほうへ行っていた。

 三嶋君の背中は少し焦っているように感じた。


「進一、どぉーしたのボーッとして、まさか弥生ちゃんが可愛いから惚れてた、ふふ」


 御堂君をからかう心ちゃんの声が聞こえた。

 さっきの三嶋君は何だったんだろうと思いながら私は御堂君と心ちゃんの話の輪に入った。

多野心の一人称が『ここ』なのでわかりずらい所があるかもしれません。

すみません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ