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プロローグ① 生前記憶

  気温40度を超えた猛暑の夏。



 日本中の学生がクーラーの効いた自室でキーンとする頭を抑えながらキンキンのアイスを食べているだろう。


 そんな中でクーラーもない気温42度の部屋に閉じ込められている僕は何を間違ってこうなったんだろうか?


 生まれてきたのがいけなかったのだろうか?


 兄のように東大に行けなかったからなのだろうか?


 叱られる度に泣いて、近所を騒がしてしまったからなのか?


 いずれにせよ僕は親に見捨てられた。両親と兄は今頃、おいしいアイスを食べているのだろうか?



 ああ、わかってる。


 僕はもう助からない。


 逃げようにも足がない。


 僕の車椅子は壊れ、家政婦さんも夜までうちには来ない。


 多分壊れるように細工してあったのだろうけど、証拠はないだろう。あったとしても両親に言い包められて事故ということになるのだろう。



 意識が、まるで夢のように白く薄れていく中、僕は一冊の建築書を目の端に捉えた。


 それはまるで、僕にまだ行くなと言っているかのようだった。


 僕はその一冊に込められた夢を思い出す。


「僕は自分のおうちは自分で作るんだ!だって、おうちは自分の居場所になんだから!」


「そのために僕は建築士になるよ!!」


 建築士か、叶えられなかったよ…ケントおじちゃん…




 溢れんばかりの涙に溺れ、彼はその不遇の生涯の幕を閉じた


死者独特のテクノロジーのアイディアを考えて入れていくつもりです!


アイディア募集しています、感想レビューどしどしください!

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