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異世界転移したのでとりあえず冒険する  作者: タクミーン(★。☆)/
第2章 銀色の巫女
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廃城の主

このハルバトスで、何処かに存在する"廃城"がある。それは何時、誰が、何のために建てられたのか、それが何処にあるのか。ハルバトスの最も古い王国、"レディスタント王国"の文献にこの廃城の事が記されていた。


曰く、この世界には誰も知らない"廃城"がある

曰く、その廃城はこの国の天敵である

曰く、その廃城の主は不老不死の存在である

曰く、その廃城を手にしたものは大いなる力を手にする


それを見たレディスタントの王はすぐに命じた。

"廃城"を探せ、廃城を見つけたものには褒美をやろう、と。

命じられたレディスタントの貴族や冒険者、はたまた国民まで、皆が皆躍起になって探し続けた。いずれ"廃城"の噂は他国の者達に知られて、ハルバトスの多くの国々が探し求めた。

だが、数百年経って今までに誰もその廃城を見つけることは出来なかった。

だが、廃城を探せと命じた王は、数年経ってから、突如としてその命を破棄した。王は気づいたしまったのだ。その文献に記されていて、誰も気づかなかった文を見付けて。


"廃城を求めた者の末路は、永遠の絶望なり"


そして、他国の者達もレディスタントが"廃城"から手を引いた知らせを聞き、レディスタント王は他国の王だけに知らせた。


「廃城を求める者の末路は永遠の絶望なり、それが嫌ならば、"廃城"から手を引け」


と、他国の王もそれが使者の遣わせた知らせならば、嘲笑しただろうが、それを直接知らせたのが、レディスタント王本人だったからか。

他国の王も"廃城"を求めるのを止めた。




その廃城の主は見ていた。そしてつまらなそうに呟くのだ。


「誰も、私の本に来ないのか」


そして今、ゼレフがこの世に誕生したとき、廃城の主は驚いた。今正に、成長すれば自分に匹敵する魂の大きさを持つ存在を見つけたからだ。

廃城の主は呟く。


"やっと面白くなってきた"




人々の記憶から消えた"廃城"は、今も廃城を求める者を、その主は待っている。

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