『テープ起こし者と速記者』
会議の様子の録音を聞いて、テープ起こしをする仕事をしていた人が、あまりのつらさに半泣きになりました。起こしても起こしても、下らない会議が続くのです。本当に、会議というのはつまらないものです。いえ、意味のある会議というものもあるのでしょうが、絶滅危惧種といいますか、まあ、聞きません。
この半泣きを見ていた速記者がいいました。テープを起こすくらい何ですか。速記者は、その下らない会議を全部速記で書いて、しかも文章に起こすのですよ。一度のくだらなさで音を上げるなんて、かわいらしいことです、と。
教訓:自分の苦労はわかっても、人の苦労はわからないものです。