ギルドを抜けた君へ
感謝を伝えたい人がいます。謝罪をすれば、相手から許してほしくなります。愛を伝えれば、相手からも同じくらい愛してもらいたくなります。でも、感謝は、自分一人で、いつでも、どこでも、誰にでもできます。感謝は、もうすでに何かをしてもらったあとなので。
私は、助けて頂くことが、他のかたがたより、ずっと多かったのではないでしょうか。すごく手のかかる新人だったことと思います。人助けが好きなかたも、私のポンコツ具合に驚いたことでしょう。
「そこはこうしたほうがいいよ。」「この敵には、こう戦って。」と、手取り足取り教えて頂きました。キャラスト用の手書きのメモが、たくさん残っています。どれも読み返すと、暖かな気持ちになります。
今までキャラストを続けてこれたのは、キャラストプレーヤーのかたがたの助けがあったからだと思います。一人では、出来ないことばかりです。
今までお世話になった大切なかたに、一人一人お礼を言って回りたい気持ちでいっぱいです。でも、ギルメンやフレンドなら、それもできるかもしれませんが、そうじゃないかたには、どうしたら感謝を伝えられるでしょうか。
助けて頂いてすぐに、「ありがとうございます。」とは伝えてありました。でも、この言葉以上に、本当は言葉を尽くして感謝を伝えたいのです。
誰に何を言われても、誰に何をされても、自分自身が後悔しないように、精一杯生きていきたいです。だから、私は旅日誌に感謝を綴ることにしました。
いままでそばにいてくれて、本当にありがとうございました。君はもう遠くにいってしまって、この旅日誌は読まれないと思います。君のことを考えると、涙が止まりません。胸だって、ひどく痛いです。言葉が、あふれてきてしまうのです。
忘れなきゃいけないのは、自分でもわかっています。でも、助けていただいたこと、とても嬉しかったこと、ちゃんと伝えられたでしょうか。
旅日誌は書きたいことを書きたいだけ書ける、夢のような場所です。感謝を綴ることで、君との短い間のやり取りに終止符を打とうと思います。
私は今でもキャラストのことが大好きです。そして、キャラストプレーヤーのみなさまが大好きです。君のことも、本当に大好きでした。
お読みいただき、ありがとうございました。