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よろしくお願いします。

 

 意識を失ったゲルトナーを確保した俺たちは、間もなくウルリーケ公爵の指示でやって来た衛士たちにゲルトナーを引き渡すと、そのままアーディベル邸に向かうように言伝(ことづて)を言い渡され、公爵の前で事情聴取を受ける運びとなった。


 そして、


「報告御苦労。そうか、ゲルトナーがクルエル教との関係を示唆(しさ)したか……。彼の胸の内を推し量れなかった私の責任は小さくないな……」


 この事情聴取で俺たちが今回の騒動のあらましを説明すると、公爵は険しい表情を作ってそんな言葉を溢した。


「しかし、よくゲルトナーの凶行を阻止してくれた。お前たちが奮闘してくれたお陰で我が領の平和は守られた。我が領の危機を救ってくれたこと、誠に感謝する」


 因みにゲルトナーの凶行を阻止した面子の内、レファリオとキールはこの場にいない。


 レファリオは属性融合魔法に魔力を消耗し過ぎて、キールは魔力を餌とする植物壁を無理やり乗り越えた事で、二人とも魔力欠乏症に陥ってしまったからだ。

 今頃二人は以前スピラの魔力欠乏症の回復に尽力してくれたメイドのチェスティさんの看護を受けている事だろう。


「そして今回の騒動の詳細やゲルトナーが凶行に走った事情についてだが、(しばら)くの間は他言無用を命じる。……あまり考えたくはないが、ゲルトナーと志を共にする(やから)が他にいないとも言えない状況だ。身内にそのような人物がいる可能性を払拭(ふっしょく)するまで情報の拡散は控えてほしい」


 公爵の心配は(もっと)もだろう。


「さて、今回の件で何か気になる事があればロルフから話を聞く事を許可しよう。また、他に気付いた事もあれば随時(ずいじ)ロルフに報告してほしい。それでは今日はゆっくりと休んでくれ」


 そうして俺たちは事情聴取から解放されたのだった。



 ◆◇◆



 公爵の事情聴取から解放されたスピラとドミは魔法研究機関へと帰っていき、俺とクラルテは使用人寮に帰る事にしたのだが、


「ゲルトナーの処罰についてですが、帝国の法に照らせば非常に大きい罰となるのは間違いないでしょう」


 部屋を出た所でロルフさんが待ち受けており、俺とクラルテは公爵の言葉に甘え、使用人寮へ帰る道すがらロルフさんから今日の事件についての話を(うかが)っていた。


「彼が行おうとした事は皇帝陛下の庇護下(ひごか)にある帝国臣民の大量虐殺です。それは帝国に対する反逆であり、皇帝陛下に(つか)える旦那様がそれを許すとは到底思えません」

「そう、ですか……」


 やはりというべきか、ロイライハ帝国の歴史において反逆者として捕まった者が極刑を(まぬが)れた例は一度もないらしい。


 つまり、


 ──────俺たちが捕まえたからゲルトナーは……。


 勿論(もちろん)、そうしなければ大勢の人が危険に晒され、最悪の結果にもなりかねなかった。


 だから、それは仕方のない事だと割り切るしかない。


 だが、“人の死に加担してしまった”というその事実は俺に確かな罪悪感を植え付けていた。


「えーと、それじゃあ質問! ゲルトナー本人から何か話を聞けたりとかは? クルエル教との関係性とか」


 言葉を失って固まる俺に代わり、クラルテがロルフさんとの会話を続けてくれる。


「それについてですが、成果は上々と言えません。というのも、ゲルトナーの意識が一向に戻る気配を見せないのです。恐らくは闇の属性融合魔法による影響でしょう。治療にあたっているメイドによると精神が衰弱しているとの事ですが、時間の経過でいずれ回復する見込みはある、との報告を受けております」

「……うーん。多分だけど、原因は闇の属性融合魔法じゃないんじゃないかな。それと、時間の経過で意識が回復するっていうけど、それもちょっと違う気がする」


 ロルフさんの話を聞いて、どうやらクラルテは何か思うところがあったようだ。


「ふむ。何かお気づきのようですね。是非ともお聞かせ願えますかな?」

「うん、いいよ。ボクが思うに、ゲルトナーの意識が戻らない原因は属性融合魔法じゃなくて、“魔王因子が消えた事”にあるんじゃないかって思うんだ」

「魔王因子、ですか」

「あ、そこから説明しないとだよね」


 それからクラルテが、魔王因子の説明や自身が魔王因子を感じ取れるといった話を続けると、それに対してロルフさんは興味深そうに耳を傾ける。


 ロイライハ帝国は魔王による被害を被った歴史がないため、魔王に関する情報は非常に珍しいものなのだろう。


「それで魔王因子は精神に結び付いてて、魔王因子を宿した人物を討伐するとその魔王因子は他の魔王因子を持つ人やその素質を持つ人に行き渡るって性質もあるんだ」

「討伐、ですか。それはつまり、命を断つという意味合いで?」

「そうだね。それで合ってるかな」

「なるほど。ですが、そうなりますと少々おかしな話になりますな。ゲルトナーは意識こそ失っておりますが、命までは失っておりません。クラルテ殿の考えに沿()うならば、魔王因子は未だゲルトナーの中にあると考えるのが道理では?」


 ロルフさんの疑問は的を得ているが、そこでクラルテは驚くべき事実を告げた。


「本来ならね。でも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「……え?」


 それは俺にとっても寝耳に水な情報であり、俺はつい間抜けな声を発してしまう。


「魔王因子が消える理由なんてボクは一つしか知らない。多分この世界の何処かにいる誰かに()()()いったんだ。そして魔王因子が精神と結び付いてる事を踏まえると、ゲルトナーの意識が戻らない理由は魔王因子と一緒に()()()いったからなんじゃないかって思う」

「なっ!?」


 思いもよらなかった可能性を口にされ、そこから考えられる未来を想像し、俺は驚きのあまり開いた口が塞がらない。


 だが、それでもそれが事実だとすれば確認しなければならない事がある。


「それって要は、これからゲルトナーが目覚めたとしてもそれは別人の可能性があるって事なんだな?」

「そうなるね」

「って事は、誰かの体に宿ったゲルトナーが別人になりすましてまたここにやって来るって可能性も……っ!」

「うん。十分にありえるよ」

「…………それは何とも、参りましたな」


 流石のロルフさんもこれには冷や汗を浮かべている様子だ。


「ともあれ、ゲルトナーの意識が戻った際には徹底的に本人確認をするとしましょう。警備についてもこれからはより一層力を入れなければならないと思い知らされました。クラルテ殿、大変貴重な意見を有り難う御座います」


 そうしてちょうど話のキリがいい所で俺たちは使用人寮へと到着し、ロルフさんが改まって俺たちに向き直る。


「それでは、本日はこの(あた)りとしましょう。ああ、それと連絡事項です。お二人とも明日は使用人報告会が解散した後、私の下へ集まって頂くようお願いいたします。それでは、お休みなさいませ」


 そして連絡事項を述べたロルフさんは(きびす)を返すと、本邸へと戻っていくのだった。



 ◆◇◆



 そうして日が明けた翌朝、毎朝行われる使用人報告会が(つつが)無く終わり、俺とクラルテがロルフさんの後ろを付いて用意された部屋に入室すると、


「ティミが怪しいってどういう事よ!! 絶っ対にありえないわ!!」


 そこには既に先客がいた。


「お、落ち着いてくれ。リスティア。怪しいと言ったのは、あー、その、そう! 不安要素少しでも無くすためだ! 分かっている! 彼女は君の付きメイドだ! 私も彼女が不穏な事を考えているとは思っていない。しかしだな……」

「貴方、そこははっきりと言いなさい。リスティア、よく聞きなさい。ゲルトナーはあのとっても悪いとされるクルエル教の信徒だったの。そしてティミはゲルトナーの妹。疑わない理由がないのは分かるでしょう?」


 ──────先客っつーか、家主たちがいんだけど……。


 椅子から立ち上がって大声を上げるリスティアお嬢様の矛先は、机を挟んで向かい側に座るウルリーケ公爵とその夫人であるシェリエルさんだ。


 ウルリーケ公爵はタジタジとした様子で昨日の事情聴取の時のような威厳は感じられず、シェリエルさんは三人の中でも一番落ち着いているように見受けられる。


 また、机の上には何やら膨大な量の書類が積まれており、どうやらそこにリスティアお嬢様が激怒する何かがあったのだと推測出来た。


 そして特に注目すべきは、病弱のシェリエルさんがこの場にいるって事だ。


 ──────つまり、それだけ重大な話なのは間違いねぇと思うんだが……。 


「分かる訳ないでしょ!!」


 最早、この壮大な親子喧嘩こそが重大な問題と言えなくもない。


「ティミのどこにそんな危険なところがあると思うのよ!? 何もない所で転ぶような子よ!?」

「それすらも貴女を(あざむ)くための策だと考えることだって出来るわ。現に貴女はティミを(かば)い続けているでしょう」

「当たり前じゃない!! ティミはわたしの付きメイドなの!! あの子を守るのは主人であるわたしの役目だわ!!」

「あー、リスティア。私は君が立派な志を持ってくれていることを誇りに思う。なら、どうだろうか? 彼女を信じて試してみるというのは? それなら君はティミを自慢の付きメイドだと証明出来るし、私やシェリエルも安心出来る。悪い話じゃ……」

「悪い話よ!! それならお母様の付きメイドのノルンとグロリアだって怪しいわ!!」


 リスティアお嬢様は、空かさずウルリーケ公爵の言葉を遮り、シェリエルさんの後ろに控える二人のメイドを指差す。


「リスティア。ノルンもグロリアもゲルトナーとは何の接点もありません。それに二人とも身元がはっきりとしています。ゲルトナーとティミは元々孤児だった。それを私たちが使用人とするために引き取ったの。生い立ちがまるで違うでしょう」


 ノルンとグロリアというのは、俺が初めてシェリエルさんと対面した時にシェリエルさんの近くでお世話をしていたメイドの二人だ。

 会話らしい会話は殆どした覚えがないが、使用人報告会では何度も顔を合わせ、挨拶を交わす程度の同僚であると認識している。


「……すみません。何となく話は読めましたが、改めて俺たちにも分かるように説明して貰えると助かります」


 そしてこのままでは(らち)が明かないと判断した俺は、取り敢えず事情を知ることを優先するために声を上げた。


 だが、


「オチバ!! よく来たわ!! あなたもお父様とお母様に言ってあげて!! ティミは悪い子じゃないって!!」


 よりにも寄って最初に反応したのは頭に血が登っているリスティアお嬢様だった。


「いや、先ずは状況の説明を……。つーか、俺的には割とティミって悪い子って印象なんだけど……。初対面の時なんて騙し討ちされたし……」


 それは俺がアーディベル邸にやって来た頃の話だ。

 リスティアお嬢様に火球で狙われて逃げていた時、ティミは人畜無害な様子で俺の油断を誘い、俺の気が緩んだところで服を掴み全力の妨害をかましてきた事があった。


「そ、それは仕方ないじゃない! あの子はあの子でわたしの命令を守ろうと必死だったのよ! とにかくオチバ!! あなたはわたしの付き人でしょ! わたしの味方なんだから手伝いなさい!」


 焦った様子のリスティアお嬢様は、俺を味方に付けようと(まくし)し立てるのだが、


「落ち着けって、リスティア。先ずは事情を説明しなきゃだろ? そんなんじゃオチバもお前の味方につけねーよ。お前、いつか親父の跡を継いで公爵になるんだろ? だったらそんな強引な手段じゃ人はついてこねーぜ?」


 それをリスティアの背後に控えていた人物が止めにかかる。


「うっ!? そ、それもそうね……。ありがとう、スピラ。だったらどうするのが良いのかしら?」


 その人物とはスピラだ。


「そうだなー……。あっ! 見返りとかあったら上手くいくんじゃねーか?」

「良いわね! 少し考えてみるわ!!」


 しかし、スピラはリスティアお嬢様を止めたのではなく、どうやら新たに悪知恵を授けていたようだ。


 だがそのお陰でリスティアお嬢様は静かになり、俺とクラルテはスピラに目を向ける。


「よう、スピラ」

「スピラ! キミも呼ばれてたんだねっ!」

「へへっ! ちょっと朝が早えーのは面倒だけど、これから学園でリスティアの面倒見るってなったら慣れねーといけねーからな!」


 スピラは従者採用試験を見事突破し、学園に行くリスティアお嬢様の従者になることが決まっている。

 この場に居て当然と言えば当然の人物だった。


 スピラとの挨拶を簡単に済ますと、俺は改めてこの部屋を見渡し、この場に居る人物たちを確認する。


 先ずは、ウルリーケ公爵と奥方のシェリエルさん、そして二人の娘であるリスティアお嬢様のアーディベル公爵家の三人だ。

 彼らは部屋の中央に用意された席に親と娘で向き合って座している。


 続いて、シェリエルさんの付きメイドであるノルンとグロリア、リスティアお嬢様の従者のスピラだ。

 彼女らはそれぞれの主人が座する席の背後に控えている。


 残る人は、最後に部屋に入ったロルフさんとクラルテと俺だ。


 ロルフさんは既にウルリーケ公爵の傍らへと移動しており、状況を見れば俺の立つ位置も自然と見えてくる。


 俺はリスティアお嬢様の背後へと移動し、クラルテは護衛としての役目がすっかり板についたのか、部屋の出入り口で足を止めていた。


 そうして場が静まる様子を見せると、


「よし。それでは人も揃った事だ。改めて皆を集めた理由を説明させてもらう。ロルフ」

(かしこ)まりました。旦那様」


 ウルリーケ公爵の合図でロルフさんが説明を始めるのだった。



 ◇◆◇



「先ず始めに申し上げます。今この部屋にいる皆様は、旦那様と奥方様、そしてメイド長のメナージュ殿と家令である私の四人で協議し、“十分に信頼を置ける者である”と判断された方々となります。また、メナージュ殿は私に代わり本日の使用人たちの監督を一手に引き受けてくださっております故、どうか彼女の不在をご了承くださいますようお願いいたします」


 ロルフさんは前置きを手短に話すとすぐさま本題へと移る。


「それでは本題へと移らせていただきます。皆様をこの場に集めたのは、昨日(さくじつ)の騒動の説明、そしてその騒動によって生じたとある問題について皆様から意見を(つの)る為です」


 概要を伝えたロルフさんは言葉を区切り、改めて口を開く。


「それでは昨日の騒動の説明を簡単にいたしましょう。昨日に行われた試験試合の当事者であるゲルトナーは、クルエル教の信徒でした。昨日の騒動は彼によって引き起こされたものとなります。そして、彼が起こした騒動はここにいるオチバ殿、クラルテ殿、スピラ殿、他数名の尽力によって収束いたしました。現在のゲルトナーは牢にて幽閉されており、未だ意識不明の状態にあります。彼の処罰については、彼の意識が覚醒した(のち)に下される事となるでしょう」


 ゲルトナーが引き起こした騒動の説明が終わると、


「次の問題については私から話そう」


 今度はウルリーケ公爵が直接話を始めるようだった。


「今回のゲルトナーの件で、使用人たちの中にゲルトナーのような“帝国に反旗(はんき)(ひるがえ)す者”が存在するという可能性を考えざる得なくなった。そこで迅速に使用人たちの身元や経歴を再び洗い出す必要があると思い、その調査をロルフに命じる事にした。ロルフ」

「はい。昨夜の内に(まと)めさせていただきました。こちら、アーディベル家に仕える使用人、衛士、研究者の調査結果でございます」


 公爵に名前を呼ばれたロルフさんは、机の上に纏められた書類の束を俺たちに示す。


 ──────え!? この数を一晩でか!?


 机の上の書類をよく見れば、その一枚一枚に個人の名前から経歴、家族構成などまでもが綺麗に纏められていた。


 そしてそれらの書類から一枚の紙を取り上げたウルリーケ公爵は、躊躇(ためら)いがちに話を続ける。


「……この中で経歴が不明瞭でありつつ、長期に渡って仕えている者が、今回の騒動を起こしたゲルトナーとその妹のティミだったのだ」


 公爵が取り上げた調査結果の紙に書かれた名前はティミのものだった。


「だから……っ! ティミはゲルトナーと同じ孤児院出身なだけで本当の兄妹じゃないじゃない! それだけで疑うなんて酷いわ! それに聞きたい事があるなら普通に聞けば済む話でしょ!? ()()するなんてやり過ぎよ! そんなのわたしは許可しないわ!!」


 そしてティミの名前が出た所でリスティアお嬢様は大きな声を上げる。


 ──────なるほど。争点はティミ、そして拘束か。


 リスティアお嬢様が声を荒げる理由はその部分に違いない。

 確かに“拘束”とは中々に物騒な雰囲気を感じさせる。


 そこで、


「……すみません。拘束とはいったいどういうことですか? そこまでする必要も教えていただけると助かります」


 俺はまたリスティアお嬢様によって話が()れてしまう前に公爵へ質問を投げる。


 そして、その理由について公爵は直ぐに教えてくれた。


「ティミの魔法は回復魔法の一種とされているのだが、詳しい能力は本人にも理解出来ていないとのことなのだ。つまり、彼女の扱う具体的な魔法が何なのかは誰にも分からない。もしかするとゲルトナーのような危険な魔法を隠し持っている可能性もある。だから、先手を打って魔法を使えないように拘束するのが一番安全に彼女から話を聞く方法という訳なのだ」

「そういうことでしたか……」


 公爵の言い分は理に適っていると言えるだろう。


 もしティミがゲルトナーと同じような魔法を隠し持っていると想定するならば、公爵が警戒するのもよく分かる。


 ──────けど、それよりも俺が気になったのは……。


「こう言っては元も子もありませんが、わざわざリスティアお嬢様の許可を取る必要があるのでしょうか?」


 何せ、アーディベル家の当主はウルリーケ公爵だ。

 娘のリスティアお嬢様が何を言ったところで公爵の決定を覆す事は出来ないように思える。


「うむ。それにも理由がある。現状、ティミは私の財産ではなく、リスティアの財産であるからだ。お付きの者や従者となる使用人は、それを機に主人直属の財産という扱いになるのが帝国貴族の風習なのだよ。だからティミを拘束するには娘の承諾が必要不可欠なのだ。……なのだが」

「拘束とか手荒なことはいくらお父様でも認めないわ!」

「この調子でな。皆に集まって貰ったのは何か良い考えを出してくれないものかと期待してのものなのだ」


 公爵は困った表情で俺たちを見渡すが、同時に俺はその解決方法の当てに思い至り、


「……そういうことでしたら、いい方法がありますよ」


 さっそくとばかりに公爵に進言するのだった。


読んで頂きありがとうございます。

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