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時空 まほろ 詩集・言の葉の庭たち

命の先に、愛ひとつ

生まれたときはたった一人だった

温かい腕に抱かれてはいたけれど

命から生まれた命は一つだった

この世に生れ落ちて

泣いて笑ってまた泣いて笑って

そうやって人は成長してきた


成長するとまず知ったのは愛だった

母親と父親と祖父母と、或いは兄弟・姉妹と

自分に向けられた愛に甘えていた


もっと成長すると、まず知ったのは

この世の理不尽さだった

比べて比べられる世界が待っていた


愛がいつの間にか

私の中から周りから減っていった


疲れる日々の中

あなたに出逢った


愛が欲しいと全身で叫んでいたら

あなたに出逢えた


あなたが愛を教えてくれた

溢れる程の愛を


命の先に愛ひとつ


生まれたままの姿でもう一度あなたに出逢えていたら


命の先に愛ひとつ


この芽生えた愛をあなたに伝えられるかしら


命の先に……愛、ひとつ

お読み下さり、ありがとうございました。

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