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「君」が作ったプロジェクト  作者: しむしむ
1/1

プロローグ




……目が覚めれば、またいつもの天井。



右に寝返りを打てば、散乱したゴミ袋の間から小さなテレビが顔を覗かせ、


左に寝返りを打てば、剥がれかけた自慢のポスターたちがこちらを見ている。



…でも、いつもと変わらないのはそれだけだった。





誰もいない、あまりに静かすぎる朝。





こうなるはずじゃなかった。


こうなってはいけなかった。




どれだけ叫んでみても、誰も答えることはない。








----この世界から、人が消えた----









「プロジェクト」が成功した、たった2日後の朝、今日。




まるで最初から存在しなかったかのように、死体すら残らず人は姿を消した。






全てが変わってしまった。






何もできなかった。






みんな、本当にごめん。








…でも、まだ終われない。






俺は何度でも立ち向かうつもりだ。






行こう、今日も、あの場所へー。




































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