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雑賀孫一現る
声がした方向を向くと、中年位の男が物騒な物を持って立っていた。その男は、「俺の名は雑賀孫一、そろそろそこを避けてくれないかな。」
「あ、すみません。」
「可愛い娘ちゃんがいっぱいいるな、そういうこと言ってる場合じゃーなさそうだな」
と言って物騒な物をその生物にむけた。そして、それからものすごい音が出た。生物の方を向くと、頭に風穴があいていた。雑賀孫一と名乗る者は「今夜一緒に寝ない?良いだろ。」
と言い、ナンパを始めた。どうやら極度な女好きらしい。中年が高校生にナンパすんなよと思った。するとナンパ男が、
「お前俺の家臣にならないか、一人もいなくてこまってんだよ。」
「嫌ですよ、そんなナン、有名な方の家臣なんて荷が重すぎます。」
「まただめかよ、つまんねえの」と言って去っていった。