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*月$日
今日は特に遊ぶ予定はなかったから、トークアプリであの子と会話していた。
『これとこれどっちがいいかな』
スマホが鳴った。
服か何かを選んでるんだろう。
今までは割とすぐ返事をしてた。
でも、最近ちょっと思いついてしまった。
『おーい』
『おーい!』
わざと放置するのだ。
すると、こんな風に追撃してくる。
これが可愛くて可愛くて仕方ない。
もし普通の友達だったら少しうっとおしいかもしれない。
『好き』の力は偉大である。
『左がいいんじゃない?』
『じゃあそうするね』
返事をしておいた。
あまり放置してると、無視してるみたいになっちゃうしね。
さて、会話は一旦終わりかな。
と思った矢先、音が鳴る。
『そういえば、私たち話しすぎじゃない?』
これは……。
もしかすると、あんたとは話したくないみたいなこと!?
ど、どう返事しよう……。
またスマホが鳴る。
『たぶん一番話してるよね』
おや。
うーん、ただの他愛のない会話なのかな。
そうだと信じて、他愛のない返事をする。
『そうかなあ』
『間違いないね』
まあなんにせよ、一番なのは嬉しいなあ。
いつか、全てであの子の一番になりたいなあ、なんて。
『さては私のこと大好きだな?』
そうだよ!
なんて書けるわけないでしょ!!
適当にごまかして、会話を終えた。
いつかこの想いを伝えられるときがくるのかなあ。
これで終わります
お読みいただきありがとうございました