後篇
後篇です。
○レトのアジト(夜)
夜、レトと子供達は雑魚寝をしている。
ガウナも隣で横になっているが、目は覚めている。
フェル「ええ……昨日、子供達が……たぶん、その中に……」
ガウナ、声のする方に目を向ける。
離れた場所で、フェルが教団員らしき男達と、会話をしている。
フェル「そんな……ええ、けど……わかり、ました……」
ガウナ、静かに目を閉じる。
○教団の本部(夜)
数百人は収納出来るような、巨大なホール。全体に薄暗い。
おびただしい数の信者が、そのホールの中で座っている。信者の大半 は、暗い顔をしている。
そんな中、教主が壇上でスポットライトを浴び、マイクを前にしてい る。
教主「……創造主は、この世界を不完全なものとされた。人は生まれた時か ら苦しみを背負い、悲しみに暮れ、嘆きながら死んでいくという、過酷な
運命を余儀なくされた。なぜか? そうそれは、創造主もまた不完全で
あったからだ……」
信者達、うめき声を上げる。涙を流している者もいる。
教主「この世界には、悪意と暴力が蠢いている。創造主は、我らに不条理に
屈し、家畜として生きよと命じられた。だが、ここに集った同胞達は理解
している。創造主の意図に反することは、断じて罪ではないと。この世界
の、苦痛と恥辱と怨嗟に満ち満ちた理を破壊し、怒りの鉄槌を振り下ろす
ことに、なんら間違いはないと!」
信者達、顔を上げる。何人かが歓声を上げる。
教主「我々には、他の悪意を殲滅するだけの力がある! 正しき教えを理解
し、現存する理不尽を焼き尽くさんとする、勇気ある賢者達よ。世界に示
そうではないか。我々は断じて間違っていないと、間違っているのは世界
の方であると!」
信者達は立ち上がり、ほぼ全員が歓声を上げ、拍手をする。
教主「ありがとう、賢者達よ。決起の日はもう間もない。それまでは、各々
の役割を全うし、万全の準備を整えるよう、努めようではないか……!」
拍手喝采の中、教主は壇上を降りる。
○教主の執務室
豪華な調度品を設えた薄暗い部屋。教団員が何人か教主を待ってい
る。
教主、部屋に入ってきて、自分用の豪華な椅子に座る。
教団員A「お疲れ様です、教主様」
教主「うむ」
教団員達、手に書類を持ったまま、報告を始める。
教団員A「信者の数は順調に伸びております。このまま行けば、あと半年程
度で予定数に達するかと思われます」
教団員B「職業訓練も実に順調です。高い技術を持った信者達は、どの企業
からも歓迎されているようで……何人かは、かなりの出世が期待出来るか
と」
教団員C「政界への進出準備も整って来ております。票集めに際して、多少
強引な手が必要にはなると思いますが、各方面への根回しはしっかり
と……」
教主「そこまでだ。どこで誰が聞いているかわからん。後は書類で渡せ」
教団員達、一斉に口を閉じる。
教主「あれはどうなっている」
教団員A「は、全力で探しておりますが、未だに行方知れずでして……です
が、ある程度の目星は付いて──」
教主、持っていた杖で教団員Aを殴る。
教団員A、鼻血を流しながら床に転がる。
教主「目星では困るのだとなぜわからん。あれが私に取ってどれだけ大切な
ものか、理解していないのか?」
教団員A「も、申し訳ございません……捜索の範囲を広げ、一両日中には見
つけ──」
教団員D、いきなりドアを開けて入ってくる。
教団員D「失礼いたします!」
教団員B「報告中だぞ、後にしろ」
教団員D「ですが、火急の用件でして……」
教団員D、教団員Aに近寄り、何事かを耳打ちする。
教団員A「本当か!?」
教主「どうした?」
教団員A「お喜びください。例のあれを盗んだ不届き者の居場所が割れまし
た。明日にでも私が出向き、相応の処罰を与えた上で奪還して御覧に入れ
ま──」
教主「いや、私が行こう」
教団員達、どよめく。
教団員B「そんな、教主様自らが行かれずとも」
教団員C「たかだか盗人の一人や二人、我々がしっかりと、その身に罪の重さを刻み込んで御覧に入れます」
教主、杖で床を激しく叩く。
教団員A「ひっ!」
教主「たわけ者どもめ。ついさっき私が言ったことをもう忘れたか? あれ
は、私の命とも呼べる代物なのだ。貴様らなんぞに任せて、また失うよう
なことがあってはたまらんわ」
教団員達、顔を青くして頭を下げる。
教団員B「も、申し訳ございません……」
教団員C「すぐに明日の予定変更と、車の手配をいたします」
教主「うむ。明日の朝一番で動くぞ。貴様らはもう下がれ」
教団達「御意」
教団員達、教主の部屋を後にする。
教主、誰もいなくなった後、椅子にもたれかかる。
教主「あれは、私の手にあらねばならん代物なのだ……」
○ゴミ捨て場
レト「さぁ、今日も働くわよー」
子供達「はーい」
ガウナとフェル、やや離れた場所に立って、レト達を見ている。
ガウナ「昨日のことなら、レトは気にしていないよ」
フェル「そう」
ガウナ「……それじゃあね」
ガウナ、フェルの許を離れ、レト達に合流する。
レト「フェル、何か言ってた?」
ガウナ「いいや。なんだか心ここにあらず、と言う感じだな。喧嘩の後は、
いつもああなのかい?」
レト「そうでもないけど……ま、いいわ。今日は同業者少ないし、がんがん
稼ぐわよ」
ガウナ、何かを察したように目を細め、周囲を見渡す。
ガウナ「……」
レトのグループ以外、誰もゴミ拾いをしておらず、静まり返ってい
る。
レト「どうしたの? ほら、仕事始めましょうよ」
ガウナ「……そうだな、そうしよう」
× × ×
ゴミ捨て場の一角。子供達、仕事をさぼって座り込んでいる。
子供A「見ろよ、すっげえだろ?」
子供A、豪華な飾りが付いたナイフを手に持ち、見せびらかす。
子供B「わーきんぴかだー」
子供C「どうしたんだよ、こんなの」
子供A「一昨日、教団の連中のとこから、宝石と一緒にかっぱらってやった
んだ」
子供B「えー隠してたのー?」
子供A「おうよ。昨日はレトがすげえ警戒してたからだめだったけど、後
で売りに行こうぜ」
子供B「いっけないんだー。レトに怒られるぞー」
子供A「いいんだよ。レト達に旨いもん食わせてやれば、きっと許してくれ
るよ」
教団員A「そういうわけには行かんぞ、このクソガキどもが」
子供達、おののく。
× × ×
子供A「きゃああああ!」
子供B「やめろよー!」
レト「な、なに!?」
ガウナ「こっちだ」
レトとガウナ、子供達の悲鳴がした方向に駆け出す。
現場に到着すると、子供達が教団員に抑えつけられている。
レト「ちょっと、何やってるの!」
教団員A「ふん、またお前か。盗みを働いたガキどもに、お灸をすえてるのさ」
レト「盗んだ物ならちゃんと返したじゃない! また蒸し返す気!?」
教主、教団員達の奥から出て来る。
教主「返してもらっていないものがあるのだよ、お嬢さん」
レト「あなたは……?」
教主「<理への反逆>の教主──と言えばわかるかな?」
レト、目を見開く。
レト「あなたが、あの……?」
教主「左様だ」
教主、抑えつけられていた子供を睨み、蹴り飛ばす。
子供A「いたっ!」
レト「やめてよ!」
レト、教団員達に腕を取られ、まともに動けないでいる。
ガウナの周囲にも、銃を持った教団員達が立っている。
教主、痛がっている子供Aの懐から、ナイフを取り出す。
レト「それは……?」
教主「二日前に、この子供が教団の本部から盗み出した物だ。同時に、私が
何よりも大切にしているものでもある」
レト「だったら、それを持ってさっさと帰ってよ! それが何で、どれだけ
教団に取って必要な物か知らないけど、私達には関係ないわ!」
教主「ふふ、関係ないか……」
教主、軽くナイフを振るう。
すると、切っ先から鋭いカマイタチのような物が飛び、レトの髪を切
る。
同時に、レトの頬にも切り傷が出来て、わずかに血が流れる。
レト「な、なにこれ……?」
教主「私の力の源だよ。聞いたことくらいはあろう?」
× × ×
フェル「物の形を手も使わずに変えたり、何もないところから炎を起こした
り、ですって」
× × ×
レト「教主の力……それが……」
教主、二度三度と短剣を振る。
教主「この短剣は、存在自体が極秘に類する物でね。そうそう公になっても
らっては困るのだよ。しかし、今回は親無しのガキどもが相手。まだしも
楽に済みそうで、ほっとしている所だよ」
レト、冷や汗を流しながら聞く。
レト「何を言ってるの……?」
教主「わからんかね? この短剣の存在を知られた以上、我が教団の礎とし
て、貴様達には消えてもらうと言ってるんだ」
レト「そ、そんな……誰か、誰か助けて!」
悲痛そうな声を上げるレト。しかし、周囲に応える人間はいない。
教団員A「無駄だ、ガキ。予め、ここらには人払いをしてある」
レト、顔を青くする。
子供A「畜生!」
子供B「放せ! はーなーせー!」
子供達が暴れるも、教団員達の手を振りほどけない。
レト「理不尽だわ! 私達が、そこまでのことをしたって言うの!?」
教主「何もしていなくても同じ事だ。世の中には常に大小無数の悪意があ
り、力のある者だけが思いを通す。この世の始まりから変わらない絶対の
理であり、同時に、我が教団の教義の一つだよ、お嬢さん。さぁ、連れて
いけ」
レト、暴れるが、やはり振りほどけない。
しかし次の瞬間、何発もの銃声が鳴り響き、教団員達が次々と倒れ
る。
ガウナ「全く以て、正論だ」
教主、ガウナの方を向く。
ガウナ「だが、悪意を標榜しておきながら、自分自身もまた、別の悪意で滅
ぼされることがないと思っているのなら──」
教団員B「う、うわああああ!?」
教団員達、撃たれた箇所から妙な渦が出ている事に気が付く。
渦は傷口から全身に広がって行く。
教団員C「ぎゃああああああああああああ!」
教団員D「痛い、痛いいいいいいい……」
やがて、渦は教団員達を飲み込み、後に何も残さず消滅する。
レト「消滅……いえ、消えた……?」
ガウナ「それは、強者が、強者の側に立ったが故に持ってしまった、奢りと
言う物だよ、教主殿」
教主、目を見開く。
教主「馬鹿な……これは<チート>! なぜ、私以外に使える者がいる!?」
ガウナ「この世界の原理に辿りついているのが、自分だけだとでも思ってい
たのかい?」
ガウナ、腰からナイフを抜く。
ガウナの目が薄く光る。
ガウナ「分子振動ブレードメソッドを起動。並びに、フィールド情報の強制
変更メソッドを、引き続き銃弾に付加。更に並行して、対象の強制終了プ
ロセスを始動する」
ガウナのナイフから光が発され、巨大な剣の形を取る。
形成された剣には、細かいプログラミング言語が流れるように表示さ
れている。
教主「ふん……<チート>を使える人間は、二人も要らん!」
教主、手に持っていたナイフを振るう。
すると、教主の周囲に、刃の形をした巨大な炎が、何個も出現する。
教主「消滅しろ!」
教主がナイフを再び振るうと、炎はガウナ目掛けて突進する。
ガウナ「残念だが──私はあなた達のように、消滅するように出来てはいな
い」
ガウナ、拳銃で全ての炎を撃っていく。
銃弾が当たると、炎は消滅していく。
教主「な──」
ガウナ、教主のすぐ側に移動している。
ガウナ「終わりだよ、教主殿」
ガウナ、剣で教主を刺そうとする。
教主「なんてな」
ガウナ、目を見開く。
次の瞬間、銃声が鳴り響き、ガウナが倒れる。
離れた場所に、銃を構えたフェルが、震えながら立っている。
レト「フェル!?」
教主「くっくっく……人を救うのは、やはり創造主でも神でもなく、同じ人
よな」
教主、倒れたガウナを踏みつける。
教主「よくやった、実によくやったぞフェルよ! そなたのような従順な信
徒には、十分な報償と、私の側近の席を用意しよう! 貴様の将来は、今
保証されたぞ!」
レト、手を震わせながら、目を見開いてフェルを見る。
レト「嘘……フェル、どうして……?」
フェル「……あんたに言っても、わからないわよ」
× × ×
フェルの回想。幼いフェルが、親に虐げられている。
フェルは泣くこともなく、ただただ震えている。
× × ×
教主「さて、こうなってしまっては仕方ないな。残念だがお嬢さん方。貴様
達には、悠長に消える場所を選ぶ余裕もなくなったよ」
レト「ひっ」
教主「さぁ、消えて頂こう!」
教主、ナイフを構える。
ガウナ、そんな教主の足首を掴む。
教主「な──馬鹿な!?」
フェル「そんな……心臓を狙ったのに!?」
ガウナ「言っただろう。それは、強者になった故に持ってしまった、奢りだ
と」
ガウナ、立ちあがると同時に、手に持った剣で教主の胸を刺し貫く。
教主「が、はぁ……!」
教主、倒れる。
フェル「教主様!」
フェル、教主にかけよる。
しかし、教主の身体は、既に半ば消えかかっている。
教主「消滅……? 私が、こんなところで……?」
フェル「教主様、しっかり!」
× × ×
教主の回想。
同僚が教主の研究成果を奪う。それにより、周囲から同僚はもてはやさ
れる。
教主自身は嘲笑われている。
教主、強く拳を握りしめる。
× × ×
教主「ふざけるな……こんなところで、我が野望が断たれてたまるものかあ
あああ!」
教主、フェルの胸に、短剣を突き刺す。
フェル「え……?」
教主「往け、我が信徒よ! 今、貴様に私の力の全てを注ぎ込んだ! もう
貴様を止めることの出来る者はいない! 他の全ての悪意を、破壊し尽く
すのだ!」
教主、息絶え、消滅する。
フェルの身体が、刺されたナイフを中心に、徐々に大きく成って行
く。
フェル「あ……あ……ああ、あああああああああ!」
フェル、身長数十メートルはあろうかと言う化け物に変化する。
ガウナ、変化したフェルに剣と銃を構える。
レト、そんなガウナにしがみつく。
レト「なに……これ……なんなのよこれ、フェルが私達を売って、教主は魔
法使いで、フェルが化け物になって……一体なんなのこれ! 意味わかん
ない!」
ガウナ「もしも──もしも、この世界が、特定の誰かによって作られた、紛
い物だったとしたら?」
レト「……え?」
ガウナ「本当の世界はもう消滅していて、その名残として、誰かが人工的に
世界の形だけを取り繕っていたとしたら──その誰かが、創造主として、
崇め奉られているとしたら」
レト「何……」
ガウナ「そして、プログラムの存在に気付いた人間がいて、そいつがプログ
ラムを書き換える装置を作り上げたとしたら。そんな『バグ』を消し去る
ワクチンソフトがあったとしたら──この現状は、全て説明出来てしまう
んだよ」
レト「何を……言ってるの?」
ガウナ「使命さ」
ガウナ、レトを振り切り、巨大化したフェルに突っ込んで行く。
フェル、巨大な拳でガウナを殴ろうとする。
ガウナ、拳を避け、剣で腕を切り落とす。腕は消滅する。
フェル「があああああああああああああああああああ!」
レト「やめてよ……フェルが、フェルが痛がってるじゃない……!」
ガウナ、拳銃で残ったフェルの腕と下半身を撃っていく。撃たれた箇
所は消滅して行く。
ガウナ、剣を上段に構える。
ガウナ「残念だが──これが、リアルなんだ」
レト「やめてえええええええええええええええ!」
ガウナ、空高く飛び上がり、残ったフェルの上半身を、顔から全て一
刀両断する。
× × ×
ゴミ捨て場にフェルが横たわり、その周囲をレトと子供達が囲んでい
る。
フェル「どこかへ行きたかった。それだけよ」
フェルの身体は、既に下半分が消滅している。
フェル「親は散々私を苛めた挙句、金持ちになろうとして失敗して、勝手に
消滅したわ。理不尽を感じた。親と違う人間になりたくて、でも、結局親
と同じ生き方をしてる自分がいて──目の前には、生活の苦しさだけが
あった……どこかに行けば、何かが変わるかと思ってた」
レト、無言でフェルの言葉を聞いている。
フェル「いつも、明るく振る舞ってるあんたを、羨んでた。妬ましくさえ
あったわ。ホント、馬鹿よね……どこに行っても、何も変えられないって
わかってたのに、それでも希望が欲しかった……だから、教団の言葉を受
け入れた」
フェルの身体はほとんどが消え、後は肩から上しか残っていない。
フェル「恨むがいいわ、疎むがいいわ。私がそうしてきたみたいに、私がそ
うされてきたみたいに……それで、少しでも楽になった気でいなさいよ」
レト「しないよ。絶対、しない」
レト、涙を流しながら、フェルの身体を抱きかかえる。
フェル、レトを見上げる。
フェル「なんで……?」
レト「だって──友達だもん」
フェル、驚いた顔をして、直後に涙を流す。
レトの腕の中で、フェル、静かに消えて行く。
○レトのアジト(夜)
アジトに、小さな墓が出来ている。
子供達、その墓の前に陳列し、涙を流している。
ガウナ、子供達から離れた場所に立っていたが、外に向かって歩きだ
す。
レト「待って」
ガウナ、振り返る。
ガウナ「なんだい?」
レト「……一つだけ教えて。もしこの世界が人工的に作られたものなら──
どうして創造主は、完璧に作らなかったの? どうして、こんなにも不完
全なものにしたの……?」
ガウナ「……さぁね。創造物である私に、創造主の心はわからない。だが
──おそらく、やらなかったのではなく、出来なかったんだろう」
レト「出来なかった……?」
ガウナ「そう。創造主は、神になれなかった。出来たのは、世界の模造品を
作り──その中で、ただ人が生きる様を、再現することだけだったんだ
よ」
レト、俯き、拳を握りしめ、肩を震わせている。
ガウナ「……泣いているのかい?」
レト「いいえ」
レト、顔を前に向ける。
レト「泣いてなんかないわ。だって、私達は、生きているんだから」
ガウナ「……そうか」
ガウナ、歩き出す。
ガウナ「さよなら、レト」
レト「ええ。さよなら、ガウナ」
ガウナ、スラムを去って行く。
いつの間にか、子供達がレトの周りを囲んでいた。
子供A「レトー……」
レト、子供達に向き直り、微笑む。
レト「さぁ皆、ご飯にしましょう。それで、眠って、明日また働くの。生き
るためには──食べなければならないんだから」
子供達、涙を拭いて、食事の準備に取り掛かる。
レト、再び呟く。
レト「私達は、生きているんだから」
○黒画面
コンソール画面にプログラミング言語が次々と表示される。
最後の行で止まり、次の一文が表示される
<重大なエラーが検出されました。コマンド:ヒーローを実行します>
再びプログラミング言語が流れ出す。
<了>




